前の投稿で、画像をコメント付きで投稿するアプリを作成したけど、もう少し実用性を持たせたい。今回は、ドロップダウンボックスからカテゴリーを選んで投稿する機能を追加する。
- ドロップダウンの選択肢を、カスタムリストで作る
- ドロップダウンをアプリ上に配置する
- SharePointに列を、Flowに処理を追加する
- PowerAppsで、Flowを追加しなおしする。
#ドロップダウンの選択肢を、カスタムリストで作る
後々のメンテナンスのしやさを考えて、カスタムリストでマスタを作成する。
SharePointサイトに、アプリの追加→カスタムリスト「photo_cat」で追加。
あとは任意の選択肢を追加しておく。
#ドロップダウンをアプリ上に配置する
おおざっぱには、ドロップダウンを配置して、データソースでさっきのカスタムリストを指定する。そのうえで、ドロップダウンで選択したものを一時的に格納するラベルを作る。
- ドロップダウンを配置する
挿入→コントロール→ドロップダウンで挿入。
- ドロップダウンの選択肢に、さっきのカスタムリストphoto_catを指定する。
プロパティの項目で、「データソースの追加」を選択。サイトを指定して、リストを指定する。
- 一時格納用のラベルを作る。
ラベルを追加して、式を入れる。
Textに、[dropdown1.Selected.Value]と式を入れる。
- このラベルを隠す
ラベルの配置を、最背面にして、ほかのラベルの後ろに入れて隠す。ついでにユーザーのメールアドレスの箇所も、隠す。
PowerAppsでもパワーポイント同様に表示順を変更できる。これも似てる部分。
#SharePointに列を、Flowに処理を追加する
- SharePointで列を追加
画像保存先のライブラリーに、列を追加しておく。
ここは選択肢ではなく、1行テキストにしておく。今回は[category]としている。
- Flowのプロパティ更新処理を変更
基本的には、ファイルの属性を書き換えると一緒。
元のアクションを削除して、このアクションを作り直ししたほうが早いです。
項目 | 補足 | |
---|---|---|
サイトのURL | サイトURLを入れる。/で閉じる | サイトURL |
ライブラリ名 | ライブラリの名前(パスじゃない) | ライブラリ名 |
id | ItemID | ItemID |
category | ファイルのプロパティの更新-category | [PowerAppsで確認]をタップすると出てくる |
comment | ファイルのプロパティの更新-comment | [PowerAppsで確認]をタップすると出てくる |
Sender | ファイルのプロパティの更新-SenderClaim | [PowerAppsで確認]をタップすると出てくる |
#PowerAppsで、Flowを追加しなおしする。
PowerApps側で、Flowの再設定を行う。
- Flowと接続する
改めて、ボタンを選択→アクション→Flowで、Flowを選びなおす。下図のFlowの下にあるPhotoApp選択して、追加しなおしする。(でないと反映してくれない)
- 式に入れる
先ほどつくったドロップダウンの中身を[Label1_3]に格納しているので、そのまんま使える。
式の指定個所に、順次カンマ区切りで入れていく。
PhotoApp.Run(Text(Now())&".jpeg",appPhoto,Label1_3,TextInput1,Label2)
これでできあがり!あとはテストするのみ。
#まとめ
使ってもらったユーザーから、「選択式にしてコメント減らしたい」と意見をもらい、早速修正。だいぶアプリっぽくなってきた。
次は、登録済みの画像を表示する画面を作ってみる。