はじめに
ひょんなことからご縁をいただき、SDLハッカソンの運営を主催したり、お手伝いさせていただきながら、2回目のSDLアプリコンテストが終わりました。
クルマとスマホを仲良くするSDLアプリコンテスト 2019
https://sdl-contest.com/
SDLとは、SmartDeviceLink の略で、クルマの車載機(ナビっぽい画面)に、スマホからアプリを再生できたり、車両情報(スピードやオイル残量などなど!)をアプリでとりあつかえる仕組みです。
つくったものは、こちら。
SDLratch 〜 クルマはでっかいおもちゃなのだ 〜
SlideShow
http://hisayan.com/prototypes/sdlratch/
PDF
http://hisayan.com/prototypes/sdlratch/sdlratch_with_note.pdf
子どもたちがワクワクしながら、クルマと遊ぶ仕組みです。
速報記事にしていただいたのはこちら。
どうやら、当日夜の、ワールドビジネスサテライトでも、一部、放映されていたようだ。
■ 結果は、特別賞!!
結果はというと、特別賞の3作品のひとつに選んでいただきました。いぇ〜い!!
昨年おこなわれた1回目のSDLアプリコンテストは記念参加、、、は失礼な表現かもしれませんが。そういう感じでした。
ですが、この2回目は、わりと真面目にとりくんでいたので、グランプリほしかったな〜。ちょっと残念。
でも、まぁ、しかたないや。
グランプリに選ばれた作品も、とてもよかった。
ただひとつ反省点というか、
ぼくの作品に、やっぱり評価しづらいポイントがあったかなぁと思ったのは、
「安心・安全」に関しては、疑わしきは罰せず、ではなく、『疑わしきは予め罰せねば』
な、業界であり時代であることを、甘く見ていたということでしょうか。
運転事故って、命に関わりますもんね。
うっかりはすべて排除しなければならない。うん。大事だ。
具体には、新法律で、スマホながら運転はもちろんNGで厳罰化されたのだけど、ナビ画面のちら見程度を、ぼくははオッケーと理解していて、今回の作品はセーフだろうと思っていた。
とはいえ、チラ見も、それは凝視にも通づるかもしれない。と判断するほうが、より安全ってことを最認識できた。
整理整頓してみると、運転手がナビ画面をチラ見したくなるかも?な作品にもかかわらず、特別賞をいただけたということで、その判断に感謝しなければいけないくらいなのかもしれないなぁ、とも感じております。
本当に、評価いただき、ありがとうございました。
※ なにかしらリーズナブルな、チラ見防止のアイデアないかしら?
つくろうと発想に至った観点や経緯
・大きな声では言えませんが、現時点の SDL SDK および SDL開発キットは、びっくりするほど煩雑です。
それを活用してアプリつくるひとたち、すごいよ! ほんとに。
そんな状況を、なんとかして、超簡単にしたかった。
SDLデベロッパーコミュニティーの底上げを担う!とかいうとおこがましいですが、なんだかそんな、へんてこな使命感が芽生えていたような気がします。
・そもそも、こどもたち&プログラミングという領域に、興味があった。
・傾向と対策として、応募作品は、ビッグデータ系や、とにかく地図に表示してみたり、安心・安全を追求するようなものが、ほとんどになるだろうなぁ。とは予測していた。まったく違う発想で、たった一台からでも使えて、だれとも被らなさそうなものをつくりたかった。
・技術的に遠き未来(といっても1年先とかだけど)のことじゃなく、明日にでもリリースできるようなアプリをつくりたかった。自動車メーカーさんが、一歩踏み出してくれれば、、、という注釈はつきますが、それは全作品おなじだし。(決勝にのこった全10作品で、明日からでも、ほんとうの意味で使える・動く仕組みなものは、数作品ではなかったかしら。でも、そこは応募要件にも「動くこと」は重要視されていないから、まぁ、うん)
・とにかく、ワクワクするものをつくりたかった。
まとめ
クルマをいじるのは、物理系でも、電脳系でも、おもしろいよ。
第3回もSDLアプリコンテストが開催されるらしい。
SDL開発環境はほんとうに煩雑で大変なんだけど、第1回より、第2回のほうが、開発環境もぐっとよくなってはきたし、仕上がってきた作品レベルも、とっても高くなっていた。
もっともっと、たのしくなっていく気配は十二分にある。
第3回目のSDLアプリコンテストに、みんな興味を持って、応募しよう!
クルマをいじるのは、物理系でも、電脳系でも、おもしろいよ。
大事なことなので、2回。
実現したい!
ほんとうに、なんとか応援していただけないかしら。自動車メーカーさま。m(..)m
次のSDLアプリコンテストは、SDLratchでキッズ部門つくろうよ!!
謝辞
めっちゃプレゼン中の動画がたすかった。
おかげさまで、伝えたいものを、伝えられた気がします。
出演者さんたちと、撮影班に感謝。
そして、撮影を見守りながら、その脇でワイン飲んでたひとたちにも、なんとなく感謝。
もちろん、今回のコンテストを開催いただいた、すべての方にも、貴重な機会をつくっていただき、ありがとうございました。
小ネタ
プレゼン直前に「プレゼンで気をつけることメモ」みたいなの書いてみたんですね。
https://qiita.com/hisayan/items/40c01b0061903a825f02
そしたら、プレゼン中、せっかくの動画がフリーズしやがるんですよ。
まいったよ。
長いプレゼン人生(ってなんだ?)で、ほぼ初じゃないかしら。
フラグの神様って、やっぱりいるんだなぁと思ったのでした。
おしまい。