はじめに
IBM Cloudでは、IBM Cloud上での開発をスムーズに行えるように、GitLab Community EditionをベースとしたGitリポジトリ・Issueトラッキングの機能を提供しています(2020年8月時点:GitLab Community Edition 12.9が使用されている模様)。
このサービスは、IBM Cloudの他のサービス・サーバを利用せずとも単独で利用することができ、ユーザ認証もIBMidを利用することができるため、少人数・小規模の開発であればお手軽に使うことができます。
また、IBM CloudのToolchainに組み込み、ビルド・デプロイを自動化するといったことも可能になります。
ここでは、IBM Cloud上でのGitリポジトリの作成・利用についてご紹介します。
Gitリポジトリ作成の手順
IBM Cloudにログインし、画面上部の「カタログ」をクリックします。
次に画面左側に表示された「サービス」をクリックし、「Developer Tools」にチェックを入れます。
絞られた内容から、以下の「Toolchain」を探し、クリックします。
「ツールチェーンの作成」の画面で、一番下の「Build your ownツールチェーン」をクリックします。
「ツールチェーン名」が自動で設定されるので少し待ちます。
もし「リージョンの選択」が「東京」になっていなければ、「東京」を選択し、「作成」ボタンをクリックします。
「GitリポジトリーおよびIssueトラッキング」をクリックします。
「リポジトリー名」にリポジトリの名前を入力し、「リポジトリー・タイプ」が「新規」であることを確認し、「統合の作成」ボタンをクリックします。
すると、以下のようなGitLabのWeb画面に遷移し、あとはGitLabとして利用できるようになります。
このWeb画面のURLはブラウザのアドレスバーで確認ください。以降はそのURLに直アクセスでGitLabを利用できるようになります。
Gitリポジトリの利用手順
作成したリポジトリをgit cloneして利用する際、GitLabのWeb画面でPersonal Access Tokenを作成しておく必要があります。
GitLabの画面の右上のアイコンをクリックし、「Settings」をクリックします。
「Access Tokens」をクリックし、「Name」に任意の名前を入力し、「read_repository」、「write_repository」にチェックを入れ、「Create personal access token」ボタンをクリックします。
これでPersonal Access Tokenが作成されますのでメモします。以降、トークンを参照することはできませんのでご注意ください。
あとは、git cloneなどを実行する際のパスワードとして作成したトークンを入力すれば、リポジトリをクローンすることができます。
複数メンバーで利用する場合
他の人にリポジトリへのアクセスを許可する場合、GitLabのWeb画面でメンバーの追加を実施してください(GitLabのWeb画面のトップ -> 画面左側メニューのSettings -> Members から追加する)。
GitLabのWeb画面の認証はIBMid、および、IBMidのパスワードで実施されます。そのため、追加対象者はIBMidを持っている必要があります。ただし、Toolchainサービスの属する(IBM Cloudの)アカウントに対象者を追加する必要はありません。
(git cloneなどのGitコマンドの実行時の認証は、前述の通り、パスワードとしてPersonal Access Tokenを使用します)