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Amazon LightsailのDNS Zoneを使用している場合のAmazon SESのドメイン認証の手順

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当記事の概要

Amazon Lightsailは、月額数ドル〜でAWS上に簡単にサーバ・Webアプリケーションを構築できるサービスです。

このAmazon LightsailでRedmineサーバを構築した際、Redmineからのメール通知用に Amazon SES も一緒に利用したのですが、SESのドメイン認証が当初うまくいかなかったので、その解決方法を記載します。

ハマったポイント

Amazon SESからメールを送信するためには、送信元のメールアドレス、または、ドメインを事前に検証する必要があります。

このうち、ドメイン検証では、例えばAWSのRoute 53でドメインを取得し、Route 53でDNSを管理している場合、SESの設定の中で容易にドメイン検証を行うことができます。ただ、LightsailでDNS Zoneを作成している場合、SESの設定で完結せず、LightsailでのDNS設定が必要になります。

整理すると、当記事の対象とするケースは以下になります。

  • ドメインはRoute 53で取得済み
  • LightsailでDNS Zoneを作成済み

※ドメインをRoute 53で取得していたため、SESのRoute 53連携で事足りるかと勘違いしていたのですが、LightsailでDNS Zoneを作成している以上、Lightsail側での設定が必要であった、というオチになります。

SESのドメイン検証の手順

上記のケースにおけるSESのドメイン検証の手順は以下の通りです。

SESの管理画面で、メニューの「ID」を選択し、「IDの作成」ボタンをクリックします。

2024-02-21 at 10.52.55@2x.png

IDの作成画面で、「IDタイプ」として「ドメイン」を選択し、対象のドメインを入力します。

2024-02-21 at 10.53.06@2x.png

同画面で、「DKIMの詳細設定」を展開します。

2024-02-21 at 10.53.16@2x.png

DKIMの詳細設定で以下の通り設定し、画面最下部の「IDの作成」ボタンをクリックします。

  • IDタイプ : Easy DKIM
  • DKIM署名キーの長さ : 「RSA_2048_BIT」
  • DNSレコードのRoute 53への発行 : チェックを外す

2024-02-21 at 10.53.25@2x.png

すると、IDが作成され、作成されたIDの「DKIMの設定」が「保留中」ステータスとなります。

DNSへの設定内容は「DNSレコードの発行」の箇所に表示されています。ここでは3つのCNAMEレコードが表示されていますので、それをDNSに設定します。

2024-02-21 at 10.53.35@2x.png

Lightsailの管理画面のメニューの「Domain & DNS」を選択し、対象のDNS Zoneを選択します。

2024-02-21 at 11.15.40@2x.png

「DNS Records」タブを選択し、「Add record」をクリックします。

2024-02-21 at 10.53.56@2x.png

「CNAME record」を選択し、先ほどのSESのIDの画面で表示されていたCNAMEレコードの内容をコピペし、「Save」をクリックします。3つのCNAMEレコードを設定するため、「Add record」〜「Save」を3回実施します。

2024-02-21 at 10.54.07@2x.png

3つのCNAMEレコードを登録してしばらくすると、SESの対象IDの画面で、「IDステータス」が「検証済み」となります(ドキュメントでは検証には最大72時間かかると記載されていますが、実際には数分で完了します。もししばらく待っても「検証済み」にならない場合、設定が何らか誤っている可能性が高いと思います)。

2024-02-21 at 10.54.16@2x.png

以上でSESのドメイン検証が完了です。

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