日本のIT業界の礎を築いた名作 「こんにちはマイコン」
1982年、なんと43年も前に出版されて累計50万部以上のベストセラーとなり、
日本のIT業界の礎を築いた名作コミックと呼ばれる本作を読んだ感想です。
予備知識: マイコン(マイクロコントローラー)とパソコンの違い
- マイコン:CPU・メモリ・入出力(I/O)を1つのICチップに統合した部品
- 家電や自動車、IoT機器など「組み込み機器」の制御に使われる
- パソコン:キーボードやディスプレイなどの周辺機器を含めた完成した装置
マイコンは主にエンジニアやマニア向けで、その後パソコンが一般家庭やオフィスに普及した。
ストーリー
主人公あらしがコンピューターに詳しい友人のさとるからマイコン、プラグラム、Basicの書き方などを教えてもらい、ゲームを作る。実際のソースコードも沢山載っている。
では実際の内容で印象的だったところを抜粋していきます。
プログラムとは
プログラムは処理の順番を考えることを運動会のプログラムを例に出して、解説。
本作では色々とわかりやすい例を出して理解しやすくしています。
要件定義
Basicを学んだ主人公のあらしが早速何かを作ろうとしたシーン
まず、さいしょにマイコンに何をさせるかきめなくちゃ
まずどんなプロダクトを作るか要件定義からですね。
設計
まず、設計図をつくるのさ
要件が決まったら、設計ですね。
そして足し算ゲームの「流れ」をフロー図に起こして、設計する。
流れ図をつくっておけば、プログラムもつくりやすいんだ
いい設計ができれば、コーディングは楽になりますね。
データ構造、処理の流れを考えるのが 「設計」
- データ構造
- 処理の流れ
この2つを明確にすることが、設計の核となります。
「どんなデータが必要か」「そのデータをどう扱うか」を整理・設計することで、機能的なソフトウェアを実現できます。
開発フロー
この開発フロー、現代と変わりませんね。
- 要件定義
- 設計
- コーディング
- テスト
- リリース
そして、未来の予想が衝撃だった。
在宅勤務が広まったのはコロナ禍の2020年頃だと思うので、1982年からやや先ではありますが、この時代にここまで未来を予想していたことに驚愕です。
これも何気ない一コマですが、1982年と考えると、すごいですね。
まとめ
ここで抜粋したのは一部で、コンピュータの歴史、基本とかもカバーされていて教科書として完成度が高いです。
コンピュータ、プログラミング、ソフトウェア開発、設計の本質は昔から変わらないんだなと思いました。
日本のIT業界の礎を築いた名作コミックと呼ばれるのも納得です。
1982年、この時代の子供(大人も?)がこの本を読んで実際に手を動かしていたと思うと凄いとしか言えませんね。
オンラインで読めますので息抜きにどうぞ。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/819663/

