はじめに
デザイナー間で度々議論となるタイトルの問題ですが、両方を使ってみての感想を各機能ごとにまとめていきたいと思います。
なお完全に個人的な趣味嗜好が入っておりますので結局どちらが優れているか、というのはその人次第かと思います。
下記機能に関しては「いや○○でもその機能あるよ」ということもあるかもしれませんが
「いや直感的にわかんない○○が悪いよ」という強気の姿勢で望みたいと思います。よろしくお願いいたします。
まず個人的な結論
下記機能比較の結果、XDが勝利。
やはりAdobe先生の呪縛から逃れることはできません。
各性能比較
どちらも良い点、悪い点があるので決めきれないところが辛いです。
ですがお互い高め合う(パクリ合う)ことでどんどん良いものになっていくのでしょう。
それでは各機能を詳しく比較していきたいと思います。
・UIUX、おしゃれ感
引き分け。どちらもそこまで違いがある訳ではないがやはりデザインツールなので共にオシャレさんである。
そしてサクサク動きます。(ほんとにわずかな差でXDの方が軽い印象)
・価格
XDの勝利。無料のプランもあるし(制限は多い)そもそも普通に企業のデザイナーとして働いていれば
アドビ製品はなにかしら使っていると思うのでコンプリートプランならそのまま使える。
Sketchも一年間で99$なのでCADとかに比べるとそこまで高いわけではない。
・カスタマイズ性、プラグイン
Sketchの勝利。スケッチはヘッダーでツールのカスタマイズも色々できる上プラグインがとにかく多い印象。
こちらはやはり先発優位だと感じる。
・バージョン管理
Sketchの勝利。どちらも単体でバージョンを管理する方法はないが
Sketch:Abstract(有料外部サービス)と連携しバージョン管理が可能。
またページ機能によりバージョン分けみたいなことがスケッチ単体で可能。
XD:とくに方法なし、ファイルを分けるしかない。個人的にはページ機能が一番XDに追加してほしい機能です。
・シンボル(同じパーツの使い回し機能)
引き分け。こちらは特に差がないように感じました。わかりやすいです。
(ただSketchのオーバーライドという発想は好きです)
・レスポンシブ対応
勉強中の為比較不可。いろいろガチャガチャやってますがよくやり方がわかりません。
ただ共に設定をうまくやればかなり時間短縮できる印象です。
・フォント周り
Sketchの勝利。なぜならばSketchはカーニングができる為。
ここはお互い弱い印象。
・プロトタイピング
引き分け。どちらもバリバリ動きをつけるようなことをしないのであれば難なく実装可能。
なお私は
Sketch:Sketch上では作らずinvisionと連携、invision上で作成(画面遷移のみ)
XD:単体でプロトタイプ作成
しておりました。
余談ですが2020年以降のネオデザイナーはProtoPieでモリモリ動きを作れるようになることがマスト、と感じております。
・共有、コメント機能
XDの勝利。単純な使い勝手の部分もそうですがSketchで致命的な問題だと思ったのが
アートボード名を変えて再度あげるとうまく反映されてなかったりすることが多かったことです。
XDはその辺が上手でアートボード名を変えて再度あげてもいい感じに処理してくれるのが好きです。
・終わりに
以上、メイン機能の比較でした。(レイヤーや図形など他にも色々ありますが)
どちらも素晴らしいツールですが個人的にはXDがいいんじゃないのかなぁという結論になっております。
今記事を見直したらSketch勝利の方が多いのにXD選んでました。
少し話は逸れますがフォントも「このフォントありますか?」や「このフォント買っていいですか」と
会社が変わる度に確認するのは面倒なのでそこはもうAdobe fontでいいじゃん、と。
どこ行ってもXD+Adobe fontでいくんだ!と決めておけば環境に左右されないのでストレスが減るんじゃないかなぁと思う次第です。
この記事がツール選びの上でなにか参考になれば幸いです!