いま個人的にSVGエディタを作っているので、ブラウザで使えるベクターグラフィックスツール(でSVGをエクスポートしたりできるもの)を調べたメモです。また、汎用なものを主に扱っていて、フォントエディタだとかフローチャートツールなどは載せていません。私にはBOXY SVGが一番参考になるかもと思いました。星は機能の数とか開発の活発さの目安です。
★★★★★Gravit Designer
有料版あり(100USD/YEARが今なら55USDくらい?)。活発に開発が続いており、多機能です。複数ページの編集もできたり、多角形の頂点ごとに丸みを設定できたりとSVGにもない機能も。PDFやIllustrator形式もインポートできるらしいです。UIも多言語化されています。つよい。レンダリングはWebGLでCanvasに描いているっぽいです。jQuery。でもSVGをインポートすると結構崩れます。
★★★★☆BOXY SVG
有料版あり(9USD/MONTH)。レンダリングは名前の通りSVGで内部のデータ構造もSVGらしく、SVGは崩れずにインポートできますし、Elements Panelで生SVG DOMツリーを見ることができるのがSVG手書き勢は喜びそうです。有料版のみですが、これもPDFやIllustrator形式もインポートできるらしいです。バックエンドにFirebaseを使っている気配があります。pako。Paper.js、Dexie.js、gif.js、imagetracer.js、opentype.jsあたりを使っているのが参考になりそうです。
★★★☆☆Janvas
36ユーロ/年。これも複数のページを持つことができます。機能は BOXY SVGと同程度か少し少ないくらい?デモがなくて、あまりどんな機能があるのか確認できていません。
★★★☆☆vectr
広告付き。有料版は将来用意するかも、とのこと。機能はシンプルですが、複数ページを持てます。描いたドキュメントにURLが割り当てられて、それをそのまま公開することができるみたいです。
★★★☆☆Vecteezy Editor
まだベータ版だそう。機能はかなりシンプルですが、ひと通りのことはできそうです。
★★☆☆☆henoc/svgeditor
ブラウザベースではなくてvscodeプラグインですが、参考になるかも知れないので載せておきます。複雑なドキュメントでは重かったり、読み込めないSVGドキュメントも。まだ開発は続いているんでしょうか。
★★☆☆☆SVG-edit
オープンソース(MITライセンス)。現在も開発は続いているようですが、開発者が減り滞っているようです。UIのデザインにちょっと古さを感じます。
★☆☆☆☆mrdoob/svg-editor
Mr.doob(three.jsの人)もこういうの作ってたのか! 実用的なものではなくてデモみたいな感じ。
★☆☆☆☆Method Draw
SVG Editのフォーク。すでに開発が終わっているようです。
まだよく調べていないもの
Figma
最近時々聞くUIデザインツール。ベクターグラフィックスツールとしても使えるとか。