WSL2のインストール
Windows上でLinuxを動かすために、WSL(Windows Subsystem for Linux)を準備する。
Linuxディストリビューションとしては、Ubuntuを用いる。
画面左下のWindowsボタンを押して、検索窓にPowershellを入力し、表示される管理者として実行するをクリック。以下を入力してEnter。
wsl --install -d Ubuntu
画面左下のWindowsボタンを押して、検索窓にUbuntuを入力し、インストールされたUbuntu on Windowsを立ち上げる。
UsernameとPassword(Ubuntuにログインするためのもの)を聞かれたら、入力する。ただし、必ず半角文字にすること。日本語ダメ。
いちおう最初にパッケージをupdate(アップデートする必要があるパッケージを確認)、upgrade(アップデートを実行)する。順番に以下を入力してEnter。
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
インストールおしまい
Windowsターミナルのインストール
Windowsのスタートメニュー → Windows store → Windowsターミナルを見つけて入手する。
次回から、Windowsターミナルを使ってUbuntuを使うのがおすすめ。
Ubuntuの初期設定いろいろ
WindowsからWSL上のファイルにアクセスする
Windowsのエクスプローラーのアドレス欄に以下を入力してEnter.
\\wsl$
そうするといつものWindows画面からWSLのUbuntu上のファイルを見ることができます。編集も可。
シンボリックリンク(Windowsでいうショートカットを作る)
例えば、Ubuntuの初期ディレクトリ(/home/「ユーザー名」)に、Windowsのデスクトップへのショートカットを作る。
cd
ln -s /mnt/c/User/「Windowsのユーザ名」/Desktop
これで、Ubuntu上からWindows上のファイルにアクセスするのも簡単。
Ubuntu上のカレントディレクトリを一発でWindowsのエクスプローラーで開くエイリアスの作成
Ubuntu上で作業していて「このディレクトリをWindowsで開きたい」というときに使うショートカット。
初期ディレクトリに移動して、.bashrcを開く。
cd
vim .bashrc
そして、最終行に以下を追記する。
alias open=explorer.exe
vimを保存して閉じたら、
source .bashrc
で読み込んで設定完了。これ以降、
open .
で、現在のディレクトリをWindowsのエクスプローラーで開くことができる。
その他(WindowsのPowershell上の操作)
※ちなみに、インストールされてるディストリビューションを確認するときは以下の通り。
wsl -l -v
※Ubuntuを消したり再インストールしたくなったら、以下のコマンドを入力すればきれいさっぱり。
wsl --unregister Ubuntu
※Ubutuをシャットダウンするときは以下の通り。
wsl --shutdown