Hyper-V 上に構築した Minikube の VM に SSH で接続する

2017/09/18 22:20追記

この記事投稿して少し経った後にminikube help見て気づきました。

minikube ssh

これだけでOKでした。
--profileを指定している場合は

minikube --profile="hoge" ssh

こんな感じです。

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Hyper-V 上に構築した（--vm-driver="hyperv"を指定） Minikube の VM に接続したいことがあったため、それのメモ。
VM ドライバや Kubernetes バージョン以外は全てデフォルト値を使用して構築しています。

環境など

• Windows10 Pro
• Minikube 0.22.1 ¹
• Win32-OpenSSH インストール済み

接続

PowerShell を使用して接続します（ OpenSSH インストール済み）。

$MK_PF = "minikube"; ssh -i $env:HOMEDRIVE$env:HOMEPATH\.minikube\machines\$MK_PF\id_rsa docker@$(((Get-VM $MK_PF).networkadapters[0]).ipaddresses[0])

minikube start時に--profileオプションを指定して VM 名を設定している場合は、$MK_PF変数にその VM 名を設定してください（デフォルトは minikube）。

簡単な説明

SSH で使用する VM の秘密/公開鍵はユーザホームフォルダの.minikube\machines\VM名\に保存されています。
ユーザ名はdockerになります。ログイン後su -で root に昇格できます。
VM のIPアドレスはGet-VMを使用して取得しています。 VM 名はminikube start時の--profileオプションで指定した文字列が使用されます。

蛇足

Windows の場合、.minikubeフォルダが作成される場所は、以下の順番で評価され決定されます。

1. HOME環境変数に値が設定されており、その値のフォルダが存在するか
2. HOMEDRIVE環境変数とHOMEPATH環境変数に値が設定されており、HOMEDRIVEとHOMEPATHを結合し、その結合した値のフォルダが存在するか
3. USERPROFILE環境変数に値が設定されており、その値のフォルダが存在するか
4. 上記3つとも値が設定されていないまたはフォルダが存在しない場合、HOME環境変数の値が無条件で使用される

これらの処理は https://github.com/kubernetes/client-go/blob/master/util/homedir/homedir.go に書かれています。

1. 2017/09/18 時点の話ですが、 リポジトリの Releases で配布されているバイナリだとminikube startが途中でコケます（鍵の転送がうまくいっていない模様）。なのでこちらのバイナリを使用しました。 ↩