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kintone連携コネクタで、テーブルの行を別アプリのレコードとして登録する

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Last updated at Posted at 2026-08-14

やりたいこと

kintoneの連携コネクタを使い、ゲストスペースのアプリから通常スペースのアプリへデータをコピーします。コピー元のテーブル1行を、コピー先では1レコードとして登録しています。その設定手順と、過程で必要になった考え方をまとめています。

コピー元アプリの構成です。

  • 連携元ID(文字列1行)
  • 連携元テーブル(テーブル)
    • 連携元テーブル_文字列
    • 連携元テーブル_数値

コピー先アプリの構成です。テーブルは持ちません。

  • 連携元ID
  • テーブル内文字列
  • テーブル内数値

テーブルが3行あれば、コピー先には3レコードが作成されます。どのレコードから生成された行かを判別できるよう、テーブル外の連携元IDも各レコードに保持させます。

前提

  • 連携コネクタが利用できる環境
  • コピー元アプリ(ゲストスペース、テーブルあり)
  • コピー先アプリ(通常スペース、テーブルなし)
  • 両アプリにアクセスできる認証コネクタ

完成した処理の構成

image.png

繰り返しが二重になります。外側がレコード単位、内側がテーブルの行単位です。

手順

レコードの一覧取得と繰り返し

「レコードの一覧取得」でコピー元のレコードを取得し、「繰り返し」に渡します。ここでレコードが1件ずつ処理されます。
image.png

一覧取得ではテーブルが展開されない

繰り返しの開始ステップで出力を確認すると、連携元IDやレコード番号は値がそのまま格納されていますが、テーブルは次のような形式になります。

image.png

配列の形式ではありますが、全行がひとつの値としてまとまっています。

この状態で「レコードの追加」を配置しても、テーブルの各行を個別のフィールドに割り当てることはできません。値として持ってこられるのは、この文字列全体になります。

繰り返しに渡せる形式になっていないため、テーブルを扱える形で取得し直す必要があります。

レコードの1件取得を挟む

繰り返しの中に「レコードの1件取得」を配置します。一覧取得と1件取得では、返却されるデータの形式が異なります。その後に、テーブルを対象とした「繰り返し」を配置します。
image.png

繰り返し対象にテーブルを指定する

追加した繰り返しの基本設定で「繰り返し対象」を開くと、1件取得の結果がArrayとして表示されます。この中から「連携元テーブル」を選択します。
貼り付けた画像_2026_08_15_2_13.png

一覧取得の結果のみの場合、テーブルは単一の値として扱われるため、繰り返し対象の選択肢には表示されません。選択肢に表示されるかどうかで、テーブルが展開されているかを判断できます。

出力を確認すると、階層を持った形式になっています。

image.png

レコードの追加で値を割り当てる

内側の繰り返しの中に「レコードの追加」を配置し、コピー先のフィールドへ値を割り当てます。
貼り付けた画像_2026_08_15_2_18.png

コピー先のフィールド 参照元ステップ 取得元
テーブル内文字列 3.3.1 内側の繰り返し(テーブルの行)
テーブル内数値 3.3.1 内側の繰り返し(テーブルの行)
連携元ID 3.2 外側の1件取得(レコード側の値)

参照元が2か所に分かれる点に注意が必要です。

内側の繰り返しが保持しているのはテーブルの行のみで、テーブル外のフィールドは含まれません。レコード単位の値を各レコードに持たせる場合は、外側のステップから取得します。

この構成で実行すると、テーブル3行がコピー先の3レコードとして登録され、いずれにも同じ連携元IDが格納されます。

まとめ

  • 一覧取得の時点では、テーブルは全行がひとつの値として渡されるため、繰り返し対象に指定できない
  • 繰り返しの中で「レコードの1件取得」を実行すると、テーブルが繰り返し可能な形式で取得できる
  • テーブル外のフィールドは内側の繰り返しに含まれないため、外側のステップから参照する

なお、テーブルをテーブルのまま書き込む方法については、今回は確認できていません。コピー先にテーブルを用意して指定を試みましたが、設定には至りませんでした。展開せずに渡す方法があれば、ステップ数を削減できる可能性があります。

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