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RDSでr3とm4を比較してみた

Last updated at Posted at 2017-12-13

この記事は、Opt Technologies Advent Calendar 2017の13日目です。

はじめに

RDS(PostgreSQL)で、r3.xlarge を利用していましたが、
利用のされ方を見ているモニタリングしていると、m系の方が適していそうと漠然と感じたので、
比較検証をしてみましたので、その結果について書いてみようと思います。

書き込み速度

  • Redshiftで集計したデータをdblinkでPostgreSQLで書き込んでいるので、この点について比較を実施します
  • 対象とするテーブルは以下のような24テーブルです
  • 2回実行した平均です
# レコード数 バイト数(MB)
1 24,689,290 17,445
2 26,807,199 18,616
3 26,658,915 18,523
4 27,216,467 18,872
5 21,746,356 16,140
6 22,243,298 16,363
7 23,346,676 16,938
8 25,408,481 17,982
9 23,021,530 16,816
10 20,564,258 15,685
11 21,436,185 16,586
12 20,653,664 16,234
13 18,860,732 15,382
14 20,036,435 16,007
15 18,819,465 15,541
16 20,192,921 16,392
17 16,203,493 14,202
18 16,200,846 14,318
19 15,585,507 14,049
20 14,966,510 13,805
21 13,120,155 12,818
22 12,692,634 15,954
23 6,199,836 13,115
24 9,846,026 11,264

検証結果

# レコード数 バイト数(MB) PostgreSQL側のレコード数 処理時間(r3.xlarge) 処理時間(m4.xlarge) 処理時間が何%に短縮されたか?
1 24,689,290 17,445 9,191,484 0:03:42 0:02:40 72%
2 26,807,199 18,616 9,705,530 0:03:59 0:02:59 75%
3 26,658,915 18,523 9,714,430 0:04:03 0:02:59 74%
4 27,216,467 18,872 9,879,839 0:04:03 0:03:03 75%
5 21,746,356 16,140 7,769,635 0:03:17 0:02:25 74%
6 22,243,298 16,363 7,782,167 0:03:11 0:02:24 75%
7 23,346,676 16,938 7,928,929 0:03:21 0:02:26 73%
8 25,408,481 17,982 8,494,064 0:03:35 0:02:28 69%
9 23,021,530 16,816 7,515,539 0:03:07 0:02:23 76%
10 20,564,258 15,685 6,426,314 0:02:39 0:01:58 74%
11 21,436,185 16,586 6,466,979 0:02:37 0:02:00 76%
12 20,653,664 16,234 6,183,918 0:02:25 0:01:52 77%
13 18,860,732 15,382 5,370,144 0:02:06 0:01:41 80%
14 20,036,435 16,007 5,751,794 0:02:17 0:01:45 77%
15 18,819,465 15,541 5,233,820 0:02:04 0:01:36 77%
16 20,192,921 16,392 5,596,285 0:02:09 0:01:44 81%
17 16,203,493 14,202 4,367,008 0:01:39 0:01:21 82%
18 16,200,846 14,318 4,365,299 0:01:49 0:01:19 72%
19 15,585,507 14,049 4,098,571 0:01:36 0:01:16 79%
20 14,966,510 13,805 3,822,217 0:01:32 0:01:08 74%
21 13,120,155 12,818 3,443,428 0:01:17 0:01:02 81%
22 12,692,634 15,954 3,321,944 0:01:19 0:00:58 73%
23 6,199,836 13,115 3,103,642 0:01:11 0:00:55 77%
24 9,846,026 11,264 3,043,508 0:01:05 0:00:49 75%

結論

  • 使用可能なメモリ量には余裕がある
  • IOPSが頭打ち

以上のような状態であれば、間違いなくr系よりはm系の方が適しているかと思います。
前から使い続けているインスタンスタイプだからといってそのままにせず、利用状況をモニタリングしながら最適なインスタンスを選択する事でよりよい効果が得られるかと思います。


以上です。

読み込み側の検証は今回は記載しておりませんが、またの機会にまとめたいと思います。
それではより良いAWSライフを。

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