Google CloudのAssociate Cloud Engineer(ACE)に合格しました! シルバーウィークを使って、約1週間集中的に勉強しました。合格できてよかったです。
AWSを使う案件が中心ですが、Google Cloudの構築案件に携わった経験もあります。AWS認定SAAを取得済みです。この記事では、使った教材、勉強の進め方、AWSと比べて理解が進んだ点を残します。
この記事は私の受験時の学習記録です。試験範囲は変更されることがあるため、受験前には公式のACE試験ガイドを確認してください。
勉強期間とやったこと
期間は約1週間です。連休があったので、普段より勉強時間を確保できました。
やったことはシンプルで、問題集を2周し、Udemyも利用しました。1周目はGoogle Cloud固有の用語や、AWSと似ていても仕組みが違うサービスを洗い出しました。復習では「AWSでいうと何に近いか」「どこが違うか」を意識しました。
特に役立ったのは、知らないサービス名を丸暗記せず、すでに知っているAWSの構成に当てはめて考えたことです。ただし、名前が似ていても機能まで完全に同じとは限らないので、差分も一緒に確認しました。
使った教材
- 書籍の問題集(Amazon):説明が分かりやすく、私には使いやすかったです。問題が50問ほどある一方、通しで力を測る模擬テストがない点は惜しいと感じました。
- UdemyのACE対策講座:問題演習に利用しました。受験前の到達度は7割程度でした。
教材の評価も得点も私の体験です。1週間での合格を保証するものではありません。
AWSと比較して整理したこと
以下は役割をつかむための対応イメージです。同等の仕様という意味ではありません。
| Google Cloud | AWSで考えると | 理解するときのポイント |
|---|---|---|
| Compute Engine | EC2 | 仮想マシンを動かす |
| Cloud Storage | S3 | オブジェクトを保存する |
| Managed Instance Group(MIG) | Auto Scaling groupに近い | VM群の管理、オートスケーリング、自動修復を考える |
| Cloud Logging | CloudWatch Logsに近い | ログの収集、検索、保存を考える |
| Artifact Registry | ECRに近い | コンテナイメージの保管先として考える |
| Cloud Run | App Runnerなどに近い | アプリをコンテナから動かすが、運用や設定には違いがある |
比較が特に役立ったのはネットワークです。Google CloudのVPCネットワークはグローバルリソースで、サブネットはリージョンリソースです。「VPCもリージョン単位」と覚えてしまうと間違えます。また、Google Cloudでは条件を満たせば、既存サブネットのプライマリIPv4範囲を拡張できます。
勉強中に混同したポイント
1. Private Google Accessは「Google APIへのアクセス」の設定
外部IPアドレスを持たないVMが、対応するGoogle APIやサービスへアクセスするときに、サブネットでPrivate Google Accessを有効にする方法があります。Cloud Storageへのアクセスはその一例です。「有効化すればあらゆる宛先にプライベート接続できる」という意味ではない点に注意しました。
2. 請求先アカウントはプロジェクトに紐づく
組織・フォルダ・プロジェクトという階層と、請求先アカウントの関係が最初は混乱しました。費用はプロジェクトに紐づくCloud Billingアカウントへ計上されます。1つのプロジェクトが一度に紐づけられる請求先アカウントは1つです。詳細な費用を分析する場合は、請求データをBigQueryへエクスポートできます。
3. GKEのNode、Pod、オートスケーリングは対象が違う
NodeはPodを実行するマシン、Podはアプリのコンテナを実行する単位、と整理しました。HPAはPodのレプリカ数、VPAはPodのリソース要求を調整します。Node側の増減はクラスタオートスケーラーが担当します。「何を増減させる機能か」を見ると、問題文を読みやすくなりました。
4. FirestoreとFilestoreは名前が似ていて用途が違う
復習メモで「Firestore=NFSファイルサーバ」と書いていましたが、これは誤りでした。Firestoreはドキュメント指向のNoSQLデータベース、FilestoreはマネージドNFSファイルサーバです。名前だけで覚えると取り違えやすいポイントでした。
振り返り
Google Cloudの構築経験はあっても、ACEの勉強では日頃触れないサービスがたくさん出てきました。AWSを知っていると役割の見当をつけやすい一方、VPCのスコープや請求の紐づけのような差分は確認が必要でした。
私には、問題集を2周して引っかかった用語を書き出し、AWSとの共通点と違いを調べる方法が合っていました。ACEを勉強するAWS経験者の参考になればうれしいです。
公式資料
- Associate Cloud Engineer認定試験:試験の概要とガイド
- VPCネットワーク:VPCとサブネットのスコープ
- Private Google Access:外部IPのないVMからGoogle APIへのアクセス
- Cloud Billingアカウントとプロジェクトの紐づけ:請求先の関係
- GKEのオートスケーリング:PodとNodeのスケールの違い
- Firestoreのデータモデル / Filestoreの概要:両サービスの用途