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Claude Codeに別のAIエージェント(Codex等)を相談役として付けてみた

Last updated at Posted at 2026-01-14

きっかけ

Claude Codeには日頃から大変お世話になっていますが、完全にお任せというわけにも行かないのが実情です。

  • 計画段階でのレビュー - 「そのアプローチで大丈夫?」と確認したい
  • 実装中の軌道修正 - おかしな方向に進みそうなときに相談に乗りたい
  • 完了時のチェック - 見落としがないか確認したい

結局、横についていないと不安で、ちょくちょく様子を見に行く必要がありました。 Claude Codeが自律的に良い判断をしてくれれば、もっと任せられるのに... と思っていました。

そんなとき、CodexがMCPサーバの機能を持っていることを知りました。「自分の代わりにCodexを相談役・レビュー役にできないか?」——そう思ったのがこのAgent Skillを作るきっかけです。

最初はMCPサーバで実現してみたのですが、ハングしたり回答が遅かったりと不安定だったところに、Agent Skillが登場したのでAgent Skillで実装してみたところ安定して動くようになりました。


作ったもの

Claude Codeが別のAIエージェント(CLI)に相談できるAgent Skillを作りました。

用意したAgent Skill:

Skill名 相談先 用途
ask-codex Codex CLI Codexに相談・レビュー依頼
ask-gemini Gemini CLI Gemini CLIに相談・レビュー依頼
ask-peer サブエージェント 同僚エンジニア役として相談

ask-codex、ask-geminiは外部のAI CLIを呼び出します。ask-peerはClaude Codeのサブエージェント機能を使って、同じClaude内で「同僚エンジニア役」として振る舞うエージェントを起動します。

Claude以外のAIエージェント(Codex等)用に、Claudeに相談できるスキルも用意しています。

Skill名 相談先 用途
ask-claude Claude Code Codex等からClaudeに相談・レビュー依頼

使い方

基本的な使い方

「codexに相談して」「geminiにレビューしてもらって」のように自然に依頼するだけです。

あなた: OAuth認証を追加してください。計画を立てたらcodexにレビューしてもらって。

Claude Code: OAuth認証の追加計画を作成しました。Codexにレビューを依頼します。

Codex: いくつか確認させて。
       1. セッション管理はどうする予定?既存のJWTと共存させる?
       2. OAuth失敗時のフォールバックは考えてる?
       ...

/ask-codex/ask-gemini/ask-peer のようにスラッシュコマンドで直接呼び出すこともできます。

幅広い意見が欲しいときは「codexとpeerに相談してみて」のように複数のAIにブレストを促すこともあります。異なるモデルから違う視点の意見がもらえるので面白いです。

CLAUDE.mdとの連携

CLAUDE.mdに以下のように書いておくと、作業の開始時と終了時に自動的にレビューが入るワークフローを構築できます。

## 相談ルール

- **重要**:
  - 作業開始時には必ずcodexに作業計画をレビューしてもらう
  - 作業完了時には必ずcodexに作業に不備/不足がないかチェックしてもらう

上記以外にも作業中に以下のような状況に直面した場合は、codexに相談する:

- 作業の遂行に問題が発生した
- 複数の選択肢があり判断に迷っている
- エラーや予期しない動作の原因が特定できない

- **注意**:
  あなたとcodexは特性の異なる優秀なエンジニアです。codexに相談する際は以下を意識してください:
  - codexの提案を鵜呑みにせず、その根拠や理由を理解する
  - 自分の分析結果とcodexの意見が異なる場合は、双方の視点を比較検討する
  - 最終的な判断は、両者の意見を総合的に評価した上で、自分で下す

これにより、作業依頼 → 計画立案 → Codexレビュー → 実装 → 完了レビュー → 完了、というワークフローが自然に回ります。毎回「Codexにレビューして」と言わなくても自動的にレビューが入るので、横についていなくても安心して任せられるようになりました。

ちなみに「注意」の部分は最初は書いていませんでした。しかし運用していると、ClaudeがCodexの言うことを鵜呑みにして、自分が正しいケースでも意見を曲げてしまうことがありました。そこで「提案を鵜呑みにせず、両者の意見を総合的に評価して判断する」というルールを追加しています。

また、CLAUDE.mdのシンボリックリンクとしてAGENTS.md(Codex用)、GEMINI.md(Gemini CLI用)を作成しておくと、CodexやGeminiもClaudeと同等のドメイン知識を持った状態で相談に乗ってもらえます。

上記の「相談ルール」を記載したCLAUDE.mdをシンボリックリンクするとCodexやGeminiにまで相談ルールが読み込まれてしまうので、私は「相談ルール」はユーザーレベル(~/.claude/CLAUDE.md)に書いています。


各Skillの特徴

ask-codex / ask-gemini

外部のAI CLIを呼び出すSkillです。

メリット:

  • 異なるモデルの視点でレビューを受けられる
  • Claude Codeとは違う判断基準でフィードバックがもらえる

注意点:

  • 各CLIが事前にインストールされている必要がある
  • 外部プロセス呼び出しなので若干のオーバーヘッドがある

ask-peer

Claude Codeのサブエージェント機能を使うSkillです。外部CLIを呼び出すのではなく、Claude Code内で別のエージェントを起動します。

メリット:

  • 追加のCLIインストールが不要
  • レスポンスが比較的速い

特徴:

  • 「同僚エンジニア」として振る舞うようプロンプトを設計
  • 率直に問題点を指摘し、代替案を提示する

仕組み

Agent Skillの実装は非常にシンプルです。

ディレクトリ構成(ask-codexの例)

ask-codex/
├── .claude-plugin/
│   └── plugin.json       # プラグインメタデータ
└── skills/
    └── ask-codex/
        └── SKILL.md      # Skillの定義

SKILL.md

---
name: ask-codex
description: Asks Codex CLI for coding assistance.
allowed-tools: Bash(codex:*)
---

# Ask Codex

Executes the local `codex` CLI to get coding assistance.

## Quick start

\`\`\`bash
codex exec "Your question or task here"
\`\`\`

完全版はGitHubを参照してください。

これだけで、Claude Codeから /ask-codex コマンドとして呼び出せるようになります。


使ってみて

このAgent Skillを使い始めてから、Claude Codeに作業を任せやすくなりました。

  • 計画段階でのフィードバック - 実装後の手戻りが減った
  • 見落としの検出 - 自分では気づかない考慮漏れを指摘してくれる
  • 横についていなくて良い - CLAUDE.mdで自動レビューを設定しておけば放置できる

異なるAIエージェント同士が相談し合うというのは面白い体験です。モデルによって着眼点が違うので、思わぬ指摘をもらえることもあります。


注意点

  • トークン/API消費 - 相談のたびにトークンやAPIコールを消費します
  • 最終判断は自分で - AIの意見を鵜呑みにせず、自分で判断することが大切です

おわりに

「横についていなければならない」という課題を、AIエージェント同士の相談という形で解決してみました。

これらのAgent Skillはプラグインとして公開しています。興味があれば試してみてください。

GitHub: hiroro-work/claude-plugins

# マーケットプレイスを追加
claude plugin marketplace add hiroro-work/claude-plugins

# インストール
claude plugin install ask-codex@hiropon-plugins
claude plugin install peer@hiropon-plugins

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