EC2の初期設定後本番環境でデータベースを作成する手順を紹介します(学習記録)
ここでは、MySQLから派生した「MariaDB」というデータベースを利用します。Amazon Linux 2を利用している場合、MariaDBは 「yumコマンド」からインストールできます。
# EC2内で実行
[ec2-user@<自身のElasiticIP> ~]$ sudo yum -y install mysql56-server mysql56-devel mysql56 mariadb-server mysql-devel
データベースの起動
・systemctlコマンド
systemctlコマンドは、Amazon LinuxやCentOSに含まれているもので、インストールしたソフトウェアの起動を一括して行えるツールです。
# データベースを起動
[ec2-user@<自身のElasiticIP> ~]$ sudo systemctl start mariadb
# 確認
[ec2-user@<自身のElasiticIP> ~]$ sudo systemctl status mariadb
# 「active (running) 」と緑色の表示がされれば、データベースの起動は成功です。
データベースのrootパスワードの設定
yumでインストールしたMariaDBには、デフォルトで「root」というユーザーでアクセスできるようになっていますが、パスワードは設定されていません。なので、パスワードを設定する必要があります。
[ec2-user@<自身のElasticIP> ~]$ sudo /usr/bin/mysql_secure_installation
# その後以下のステップを踏む
1.Enter current password for root (enter for none): 」と表示されたらEnterキーを押す
2.「Set root password? [Y/n]」と表示されたら「Y」を入力してEnterキーを押す
3.「New password:」と表示されたら自身で決めたパスワードを入力(※とくに画面には何も表示されませんが入力できています)
4.「Re-enter new password:」と表示されたら、同じパスワードを入力(とくに画面には何も表示されませんが入力できています)
5.「Remove anonymous users? [Y/n]」と表示されたら「Y」を入力してEnterキーを押す
6.「Disallow root login remotely? [Y/n]」と表示されたら「Y」を入力してEnterキーを押す
7.「Remove test database and access to it? [Y/n]」と表示されたら「Y」を入力してEnterキーを押す
8.「Reload privilege tables now? [Y/n]」と表示されたら「Y」を入力してEnterキーを押す
# データベースへの接続を確認
[ec2-user@<自身のElasticIP> ~]$ mysql -u root -p
# 「Enter password:」とパスワードを入力するように表示されるので、さきほど設定したパスワードを入力して、Enterキーを押してください
# 「exit」と入力すれば抜け出すことができます。
以上が本番環境でデータベースを作成する手順になります!参考までにどうぞ!