はじめに
Golang(Go)は、Googleによって開発されたプログラミング言語で、シンプルで効率的な構文が特徴です。高いパフォーマンス、並行処理が得意な点から、近年のWeb開発やバックエンドシステムで人気が高まっています。今回は、Golangの基本を学び、簡単なプログラムを実際に書いていきましょう。
1. Golangのセットアップ
まずは、Golangを自分の環境にインストールしましょう。
Goのインストール
公式サイトから最新版をダウンロードします。
Go公式サイト: https://golang.org/dl/
ダウンロードしてインストール。
インストール後、ターミナルで以下のコマンドを実行して、インストールが正しく行われたか確認します。
go version
環境設定
GolangではプロジェクトごとにGOPATHとGOROOTを設定しますが、基本的には自動設定されるので、初心者は特に気にしなくても大丈夫です。
2. 最初のGoプログラムを作成しよう
次に、最初のGoプログラムを書いてみましょう。
プログラムの作成
プロジェクト用のフォルダを作成し、その中にhello.goファイルを作成します。
mkdir myproject
cd myproject
touch hello.go
"Hello, World!"プログラム
以下のコードをhello.goファイルに書き込みます。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
解説
package main
:このファイルが実行可能なGoプログラムであることを示します。
import "fmt"
:標準ライブラリのfmtをインポートして、文字列の出力を可能にします。
func main()
:Goプログラムのエントリポイントです。
実行
ターミナルで以下のコマンドを実行してプログラムを動かしましょう。
go run hello.go
Hello, World!と表示されれば成功です!
3. 基本構文の紹介
Golangの基本的な構文も理解しておきましょう。
変数と定数
var x int = 10 // 変数
const y = 20 // 定数
関数
func add(a int, b int) int {
return a + b
}
条件分岐
if x > y {
fmt.Println("x is greater than y")
} else {
fmt.Println("x is less than or equal to y")
}
繰り返し
for i := 0; i < 5; i++ {
fmt.Println(i)
}
4. Golangの特徴
静的型付け:型安全が保証され、エラーが減ります。
並行処理:goroutineやchannelを使って並行処理が簡単にできます。
5. まとめ
Golangはそのシンプルさと強力な並行処理が魅力です。今回のチュートリアルでは簡単なHello, World!プログラムを実行し、基本的な構文を学びました。ぜひ、実際にコードを書いてGolangの開発を楽しんでみてください!