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Microsoft ストア版 WSL(Windows Subsystem for Linux) インストール

Last updated at Posted at 2022-12-26

はじめに

WSL(Windows Subsystem for Linux) は、Windows 上でネイティブの Linux を起動することができます。WSL は、Windows 10/11 の機能として提供されていましたが、Microsoft ストアからも入手できるようになりました。WSL を Microsoft ストア経由で取得することで、Windows OS を更新することなく、最新の WSL を利用できるようになります。
ここでは、Microsoft ストア版 WSL のインストール方法を説明します。

前提条件

  • Windows 11
    • もしくは、Windows 10 バージョン 2004(20H1) Build 19041 以降

(*) 既に、WSL をインストール済でもストア版へ移行できます。

Microsoft ストアから WSL をインストール

[Windows の機能の有効化または無効化] から [仮想マシンプラットフォーム] をインストールします。
image.png

Microsoft ストアから、[Windows Subsystem for Linux] をインストールします。
https://aka.ms/wslstorepage から、Microsoft ストアを起動し、[Windows Subsystem for Linux] を選択できます。
(*) 既に WSL をインストールしていてもこの手順で、Microsoft ストア版 WSL へ移行できます。
image.png

コマンドラインで、wsl --version を実行し、各バージョンが表示されたら正しくインストールされています。

C:\>wsl --version
WSL バージョン: 1.0.3.0
カーネル バージョン: 5.15.79.1
WSLg バージョン: 1.0.47
MSRDC バージョン: 1.2.3575
Direct3D バージョン: 1.606.4
DXCore バージョン: 10.0.25131.1002-220531-1700.rs-onecore-base2-hyp
Windowsバージョン: 10.0.22621.963

Linux ディストリビューションのインストール

あとは、好みのディストリビューションを Microsoft ストアから検索し、インストールしてください。
image.png

WSL での systemd サポート

WSL バージョン 0.67.6 以降では、systemd がサポートされるようになりました。
デフォルトでは無効になっているので、systemd を有効にする場合は、対象とするディストリビューションで、以下の設定を行ってください。

/etc/wsl.conf ファイルを作成。

$ sudo vi /etc/wsl.conf

下記の内容をファイルに記述して保存。

[boot]
systemd=true

以下のコマンドで、Windows 側から、WSL をシャットダウン。

C:\>wsl --shutdown

対象のディストリビューションを起動し、以下を実行。

$ systemctl list-units --type service --all

各サービスのステータスが表示できれば、systemd が有効化されています。

参考サイト

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