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IBM Cloud Advent Calendar 2022

Day 20

IBM Cloud Code Engineの料金見積方法をわかりやすく説明します

Last updated at Posted at 2022-12-20

はじめに

IBM Cloud Code Engineの料金見積方法について説明します。
IBM Cloudの料金見積は、殆どのサービスがコスト見積ツールを使って計算できますが、IBM Cloud Code Engineは料金体系Code Engineの料金のページを参照して手動で計算する必要があります。課金要素と計算例を元に説明したいと思います。

*IBM Cloud Code Engineの詳しい説明については、資料をご参照ください。
*紹介記事もぜひご参照ください。
 https://qiita.com/satokota/items/b3cecd591e244fed391f

1. IBM Cloud Code Engine の 課金要素

課金要素として、下記の(A)ビルド時にかかる費用,(B)ランタイム時にかかる費用,(C)HTTPリクエスト数 があります。
CodeEngine1.png
(注意事項)

  • ビルドが必要な場合のみ(A)を見積ってください。アプリのソースコードをもとに自動ビルドする場合は必要ですが、事前にビルド済みのコンテナイメージを指定してデプロイする場合は不要です。
  • 従量課金なのでリソースと実行時間(秒数)に応じて使った分だけ課金されます。
  • 無料枠を考慮して計算する場合は、1アカウントあたりの無料枠ですので、複数アプリをデプロイする場合やビルドとアプリでそれぞれ無料枠があるわけではないのでご留意ください。
  • 余裕をもって見積っておきたい場合は、無料枠を考慮しないで計算してもよいかと思います。

2. 見積方法と計算例

  • 計算例では無料枠を考慮しておりません。
    (無料枠を考慮する場合)
    • リソース(vCPU/メモリ)×実行時間(秒)から下記の無料枠分を差し引いて料金計算します。
    • HTTPリクエスト数から下記の無料枠分を差し引いて料金計算します。
      image.png

*金額は少数点第3位で四捨五入しています

(A)ビルド

サポートされるCPUとメモリの組合せが決まっていますので、下記の中から選択します。
https://cloud.ibm.com/docs/codeengine?topic=codeengine-plan-build#build-size

(計算例)
リソース : medium (1 vCPU x 4 GB) を選択
実行時間(秒): ビルドを1日あたり10分 x 10 回を20 日間 と仮定 ∴実行時間は120,000 秒
image.png

(B)アプリケーション(ジョブ)

サポートされるCPUとメモリの組合せが決まっていますので、下記の中から選択します。
https://cloud.ibm.com/docs/codeengine?topic=codeengine-mem-cpu-combo

(計算例)
リソース : 1 vCPU x 2 GB を選択
実行時間(秒): アプリを1日あたり5時間で31日と仮定 ∴実行時間は558,000 秒
台数(Scale数):2台
image.png

(C)HTTPリクエスト数

ひと月あたりのHTTPリクエスト回数に応じて課金されます。単価は、100万リクエスト毎に$0.5です。

(計算例)
HTTPリクエスト回数 : 1日あたり1万リクエストで31日と仮定 ∴リクエスト数は310,000
(計算式では、310,000/100万=0.31なので小数点第1位で切上げて"1”で計算しています。)
image.png

(A)+(B)+(C)= $49.00   月額 $49

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