プレゼンの『掴みの一言』とは
プレゼンが好きだ。
私はエンジニアでありながら、そう思っています。
エンジニアをしていると、往々にしてプレゼンをする機会が回ってきます。
その際にいつも頭を悩まれるのは、導入部分。
特に、最初の一言目に悩みます。
「この一言で上手く掴めなかったら、プレゼンを聞いてくれないんじゃないか…」と、
そんなことを思いながらプレゼンを作っています。
今回はそんな私が日頃考えているプレゼンの『掴みの一言』のオレオレ・プラクティスを紹介したいと思います。
①質問する
一番良く使われる方法だと思います。
自分がプレゼンする内容を基に聴衆に問いかけ、聴衆に興味を貰います。
「RubyのVolt FWというFWを知っていますか?」
「皆様は普段、どんな環境でコーディングをしていますか?」
非常に汎用的に使用できるこの方法ですが注意点があります。
それは質問内容に聴衆が興味を持ってくれるという前提だということです。
例えば、経営層に対して、技術的のディープな内容の問いかけからスタートすると、
そもそも興味を持ってもらえないので失敗します。
(まずそんな場面こないと思いますが。。。)
②言い切る
機械的に断言します。
「など」「とか」「ほう」「〜と思います」といったボカシ言葉は排除します。
最初に断言してスタートすると、続く言葉もボカシ言葉や遠回しな言い方はつなぎにくくなります。
そのため、言葉に勢いが出て来るため、プレゼンとして良いスタートを切る事ができます。
例えば、このような形です。
「最近、ソシャゲのガチャに何万円も課金する人が増えているような気がする。」
「最近、ソシャゲのガチャに何万円も課金する人が増えている。」
また、この発展系として、以下の2つの方法で言い切るとプレゼンが開始しやすいです。
「あなたはまだ本当の◯◯のことを知らない。」
「◯◯が好きだ。」
この2つは使い勝手が良く、どんなプレゼンにも合うと思います。
③大風呂敷を引く
やりすぎない程度の誇大表現や大げさな修飾も効果的です。
(勿論、嘘になってしまう表現はダメです。)
例えば、このような形です。
過去最高クラス
…過去の最高値とほぼ同じ場合の言い換え
じわり増加
…今回は微増でも長期的に見た場合、「増えている」と言える場合の言い換え
他に少々大胆ですが、下記の大風呂敷も効果的です。
「永きに渡る宗教戦争を終わりにします。私はメモ帳信者です。」
この「私は◯◯信者だ」「◯◯病だ」「◯◯依存症だ」という宣言による大風呂敷は、
「それってどんな状態なんだ?」と思わせ、引き込む事が出来ます。
最後に
もっとこんな『掴みの一言』があるといった場合は、是非教えて頂きたいです。
参考書籍
『「読ませる」ための文章センスが身につく本』(著:奥野宣之)
[『パワープレゼンテーション』(著:ジェリー・ワイズマン)]
(http://amzn.to/2C1bqyH)
『プレゼンは「目線」で決まる』(著:西脇資哲)