はじめに
今回は3パターンのスマートロックの解錠方法を紹介します。スマートロックとは、スマホやタブレットなどの専用アプリを使って、ドアの解錠や施錠を管理できるシステムのことです。
いくつかのメーカーがありますが、今回は KEYVOX のスマートロックを例にします。
1. Bluetooth経由での解錠
最も簡単な方法がBluetoot経由での解錠です。スマートロックのデバイスを用意して、Lockin Link という専用アプリを使って、Buletoothで接続します。そうすると、下図のような画面になるので、後は「長押しで解錠」のボタンを長押しするだけです。簡単ですね。
自分だけが解錠するのであれば、この方法を事足りるでしょう。しかし、施設予約システムにスマートロックを組み込んで、不特定多数が使用するとなれば、この方法を使うことはできません。
2. オンライン方式での解錠
そこで、次に取ることができる方法がオンライン方式での解錠です。KEYVOXが提供しているAPIを利用して、このデバイスを解錠できる暗証番号を取得します。暗証番号はインターネットを通じて、ネットワークに繋がっているデバイスに配信されます。
しかし、この方法にも1つの問題があります。それはネットワークに繋がっている機器しか解錠できないことです。例えば、屋外の野球場など、スマートロックを設置する場所にwi-fiが存在しない可能性も大いにあります。
3. オフライン方式で解錠
そこで、取りうる最終手段がオフライン方式での解錠です。オフライン方式を利用すると、解錠可能期間とデバイス情報を組み合わせて、10桁のパスワードを発行してくれます。このパスワードを利用すると、インターネットに繋がっていないデバイスでも解錠することができます。
詳しくはKEYVOXのサポート記事まで。
まとめ
一口にスマートロックと言っても、複数の解錠方法が存在しています。利用する場所の特性に合わせて、適切なデバイスと解錠方法を選択するところから始める必要があることを学びました。