はじめに
2023年6月8日(ついさっき)にAWS主催のAWSome Day Online Conferenceが開催され、参加してきました。
今回のテーマは、
「AWS 初心者向けオンラインイベント~踏み出そう、AWS への最初の一歩~」
で、このイベントの目的とターゲットについては、AWSの公式サイトで↓のように説明されていました。
AWSome Day Online Conference は、AWS クラウドジャーニーのはじめの一歩として、AWS クラウドに関する基礎知識を 3 時間で学ぶ無償のオンラインイベントです。AWS インフラストラクチャ、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワークやセキュリティといった AWS のコアコンセプトや AWS の主要サービスを段階的に学ぶことができます。
技術的な面だけではなく、これから AWS クラウドを学ぶために必要となる基礎知識を身に付けたい方、エンジニアのみならず、営業職、プリセールス職、学生まで幅広い方々におすすめです。
約3時間のコンテンツで、↓6つのセッションに分かれていました。
オープンニング:AWSの概要
セッション1:コンピューティングとストレージ
セッション 2:データベースとネットワーク
セッション 3:セキュリティ
セッション 4:AWSでイノベーション
クロージング:次のステップのご紹介
テーマの通り、初心向けのコンテンツになっていて、すごくわかりやすかったです。
AWSについて、ざっくりとしたイメージができているうちにまとめておこうと思います。
間違っているとこなどあれば、ぜひご指摘ください。
AWSってなんだろう?調べてもいろんな単語が出てきてよくわからない。っていう方(私がまさにそうでした。)の、少しでも役に立つことができればとても嬉しいです。
※ある程度のIT知識を持っている方を対象にしています。
AWSの概要
ここでは、AWSの概要について説明します。
(「オープニングセッション:AWSの概要」のまとめ)
AWSとは
AWSとは一言で表すとクラウドサービスで、ネットワークに接続されたハードウェアを所有・保守をしています。利用者は必要なものをいくらかの設定をするだけで使用できます。
主なサービス領域として、コンピューティング(ソフトウェアが動く場所、サーバー)、ストレージ、データベース、ネットワーク、セキュリティが挙げられます。各サービスについては、次の章で説明しています。
クラウドサービスとは
クラウドサービスとは、インターネットを介して、サーバー・ストレージ・データベースなどのリソースを提供するサービスです。
AWSのようなクラウドサービスを使うと、企業や個人がサーバー等のマシン、リソースを自分たちで用意する必要がなくなります。企業がサーバーを自分たちで用意することをオンプレミスと呼びますが、オンプレミスだと先を見据えたスペックの予想(十分なリソースキャパシティはあるか、十分なストレージか、、、)をしたりと、導入までに大きなコストがかかってしまいます。また、読みが外れて、キャパシティが足りなくなった場合、再度検討しサーバーを増やすなどしないといけません(キャパが大きすぎた場合は、損)。
クラウドサービスを利用することで、この問題を解決することができます。
※AWSでは、オンプレとクラウドを合わせたハイブリットな使い方もできます。
クラウドサービスについて、下記の説明が非常にわかりやすく、一番印象に残っています。
クラウドサービスのユーザーは、インフラストラクチャをハードウェアとしてとらえるのをやめ、ソフトウェアとして使用できるようになる
AWSを導入するメリット
AWSを導入するメリットとして下記が挙げられていました。
-
支出を柔軟に調整できる
AWSは基本的には従量課金なので、使った分だけしか金額が発生しない。
たとえば、夜間や土日に使わない場合は、サービスを停止(簡単にできる)することで費用が発生しない。 -
圧倒的なスケーラビリティ
簡単な操作でリソースの増減ができる。 -
キャパシティの判断を勘に頼らない
実際に稼働させてみて、キャパシティが足りなければ、AWSのコンソールから追加するだけ。
多ければ、停止・削除するだけ -
スピード
導入は、サービスを起動するだけ。 -
維持費削減
ハードウェアの維持をしなくて済む。 -
簡単に世界中へデプロイ
AWSのデータセンター(マシンが置いてある場所)が世界中にあるので、リージョン・AZ(後述)を選択するだけで、世界中にデプロイができる。
AWSのグローバルインフラストラクチャ
AWSは世界中にデータセンターを持っています。
データセンターの場所はリージョンとアベイラビリティーゾーン(AZ)という単位で考えます。リージョンは地理的に離れた領域で、AZは各リージョン内での複数の独立した場所です。リージョンは3つ以上のAZで構成されています。
各AZは互いに数キロメートルは離れていて、100KM以内に配置されています。
AZ内でも1つ以上のデータセンターが存在し、障害を分離する設計となっている。
複数のAZを利用して、障害の影響から保護してシステムの高可用性を確保することがAWSのベストプラクティスとされています。
また、より大きな範囲の障害(大震災など)に備えたい場合は、マルチリージョン構成にします。(世界中へデプロイ)
その分コストは高くなります。→AZは1つでも2つでもコストは変わらない。
大学で例えると、、、(AWSの方が補足で例えてくださいました。)
リージョン:大学
アベイラビリティゾーン:キャンパス
データセンター:実際の講義等
AWSの操作方法
AWSを操作する方法は3つ挙げられます。
- AWSマネジメントコンソール
ブラウザでアクセスして、UIで操作
→わかりやすく、直感的 - AWSコマンドラインインターフェース
コマンドによる操作
→スクリプトを作成して自動化が可能 - SDK(ソフトウェア開発キット)
プログラムからアクセス可能
AWSの主要サービス
内容が大きくなりそうなので、サービスはサービスで記事を書くことにします。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
少しでも、AWSを理解する上での助けとなることができていれば幸いです。