#はじめに
今回はPythonのccxtという複数の仮想通貨取引所のAPI操作が集約されたライブラリを用いて、海外仮想通貨取引所のFTXから板情報を取得して、自分のLineに通知する方法を紹介します。
#環境
Python3.9
#手順
1.Pythonのインストール
Pythonのインストール方法は省きます。検索頂ければ直ぐに見つかるかと思います。
2.ccxtライブラリのインストール
特に他のライブラリのインストールと変わりないですが、過去に記事を書いたので以下でご確認頂ければと思います。
#プログラム
ccxd.py
import ccxt#←CCXTライブラリを呼び出します。変更不要です。
def ftx(): #←CCXTを呼び出します。変更不要です。
ftx = ccxt.ftx({
})
return ftx
value = ftx().fetchOrderBook('BTC/USD') #←板情報の入手です。今回は'BTC/USD'を確認します。
#'BTC/USD'の値を変えれば他の仮想通貨の板情報を確認できます。
value['asks'][0][0]#←板情報(asks)の一番上の値を取得するコマンドです。変更不要です。
asks =int(value['asks'][0][0])#←取得した値をint型に変換しています。これをしないとlineに通知できません。変更不要です。
asks_comma= "{:,}".format(asks)#←値にカンマを入れています。この方が見やすいと思いまして。変更不要です。
#↓Lineに通知する箇所です。line_notify_tokenだけご自身で発行をお願いします。それ以外は変更不要です。
import requests
from decimal import Decimal, ROUND_HALF_UP, ROUND_HALF_EVEN
addmessage="\r\n"" 現在値:"
line_notify_token = '****************************************'
line_notify_api = 'https://notify-api.line.me/api/notify'
message = addmessage + asks_comma
payload = {'message':"\r\n"+ message}
headers = {'Authorization': 'Bearer ' + line_notify_token} # 発行したトークン
line_notify = requests.post(line_notify_api, data=payload, headers=headers)
#最後に
いかがでしたでしょうか。
これを定期的に通知させることで投資判断をすることも可能かと思います。
私はLineの通知機能をOFFにして、1時間毎にスマホに通知をしています。
今回はask値を通知させましたが、他にもbid値や先物値なども取得できます。
それを計算させた結果をスマホに通知することも可能です。
ご参考になれば幸いです。