プロジェクト途中で失敗が見えていることもある
前回は組織編の目次でしたが、今回はプロジェクトマネジメント編の目次を作成しました。完成時には一番初めの章に来るかと思います。
結果が過程の中で確定してしまうケースは多々あります。プロジェクトであっても、「完了報告(結果)」を待たずして「進め方(過程)」を見ただけで「あぁ、このままでは失敗するなぁ」と感じる場面は多々あります。その多くは技術的問題ではなく、マネジメント的問題です。専任のプロジェクトマネージャーや組織長クラスの経験者が揃っているチームなら問題ないかもしれません1。
ともかくとして、自社開発するときのリソース状況から苦戦しやすいポイントと思われるので、プロジェクトマネジメントについてだけで一章を割きます。書きたいと思っている内容は次の節です。
プロジェクトマネジメント編目次
- プロジェクトの成功と失敗
- 遂行上の成功
- 影響上の成功
- ミッションの確認
- ゴール・目的・目標を共有する
- 『我々』の範囲はどこまでか
- 求められているものと目指すもの
- 失敗要因を避ける
- ミッションを忘れたなら「手段が目的になる」
- 計画を立てられないなら「戦線は無意味に拡大する」
- 計画の見直しを行わないなら「大本営発表が負けるまで続く」
- 交渉を後回しにするなら「選択肢は殲滅戦か無条件降伏になる」
- 役員を味方にできないなら「空から槍が降ってくる」
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ですが、そのレベルのメンバーがアサインされる規模のシステムなら、そもそもこの本のコンセプトから外れているはずです。 ↩