■事象
vmwareの仮想マシン上でwindows2012R2を運用。
配布されたKBファイルが適用されず、インストール保留の状態になっていた。
そのため、セーフモードでもOSが起動せず、「オプションの選択」で止まってしまう。
■コマンドプロンプト起動方法
オプションの選択 -> トラブルシューティング -> 詳細オプション -> コマンドプロンプト
ドライブレターがX:\のコマンドプロンプトが起動する。
・X:\はRAM上に展開された臨時OS。復旧先のOSはC:\とかD:\とかだと思う。
X:\から復旧先のドライブを操作することになる。(キーワード:WinPEのコマンドプロンプト)
■対応
以下の処理をWinPEのコマンドプロンプトで行う。
1. Systemのログを確認する。(最終シャットダウン日時を確認)
>wevtutil qe /lf <ドライブ文字:\>\Windows\System32\winevt\Logs\System.evtx /rd:true /f:text
2. インストールされたKBファイルを確認する。(最終シャットダウン日時と比べてみる。)
>DISM /Image:<ドライブ文字:\> /Get-Packages
3. インストール保留状態のKBファイルがあるので、削除した。
>DISM /Image:<ドライブ文字:\> /Remove-Package /PackageName:<パッケージID>
4. 再起動
>wpeutil reboot
■参考
・セーフモードでも起動できないという悪夢からの脱出[その1]
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1407/08/news018.html
・wevtutil
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/wevtutil