はじめに
2020年12月15日より Microsoft 認定資格の更新方法が変わったのをご存じでしょうか?
これまでは、資格取得から2年後に再度テストセンターで更新試験に合格することで
認定資格の更新となりましたが、今後は毎年Microsoft Learnの更新アセスメントに
合格することで更新となります。
更新アセスメントは、有効期限が切れる6ヶ月前から無料で受けることができます。
【ご参考】Microsoft認定資格を更新する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/renew-your-microsoft-certification
2021年6月以降に取得した認定資格から、有効期限が1年間となります。
2021年6月より前に取得した認定資格については、当初ルールの通り2年間有効です。
更新アセスメントは、1回目で合格できなくてもその後何度でも受けなおすことが
できますが、24時間の間隔を空けないと再受験することができません。
期限ギリギリにならないよう計画的に受けることをオススメします。
更新手続きについて
認定資格更新の対象者にはMCIDの登録されたメールアドレスに最大4回の
リマインダーメールが届くとのこと。これなら更新し忘れて認定失効...
ということにはならないですね。
(MCIDのメールアドレスが有効かは今一度確認しておきましょう!)
私の場合、2019年11月30日に「Azure Administrator Associate」を取得したので、
2021年5月30日が有効期限切れ6ヶ月前となりますが、リマインダーメールが来たのは
6月4日でした。ということで、今回はこの更新アセスメントを受けてみることにしました。
更新アセスメントの受け方
メールのリンクにアクセスすると、認定資格の更新用ページが表示されます。
改めてこの資格に求められるスキルの一覧が載っており、その下の
「Ready to renew your certification?」の中にある【Take the renewal assessment】
をクリックすると、更新アセスメントが開始されます。ここでサイトを日本語化
(URLをja-jpに変更)しておけば、アセスメントも日本語で受けることができます。
なお、ページの下部には対象資格の関連技術に関するMicrosoft Learnのサイトが
リンクされています。アセスメントに合格する自信がない方はまずMicrosoft Learnで
少し勉強をしておくと良いかと思います。
更新アセスメントの内容
私が受けた「Azure Administrator Associate」の更新アセスメントは、
問題が全28問出題され、合格ラインは正答率60%でした。だいたい16~7問くらい
正解すれば合格するかと思います。実は私は1回目不合格となり再受験したのですが、
2回目に出題された問題は初回に出題された問題と7~8割くらいは同一でした。
感覚的には40問くらいが事前準備されていてランダムで出題しているような感じです。
問題の傾向としては、下記のカテゴリからだいたい均等に出題されました。
アセスメントが終わると各カテゴリの正答率がどのくらいだったか?という
グラフが出るのですが、そのカテゴリの切り方も下記とほぼ同じでした。
ちなみに、個々の問題に対する正誤の結果はもえらません。
- Azure DNS
- Azure AppService(WebApps)
- Container (WebApp for Containers, AKS,ACR)
- Azure Active Directory
- Azure Backup
- Azure Storage
- Azure Virtual Network
問題の形式は、4択問題がメインで、たまに複数回答を求められる問題もあります。
通常の認定試験で出題されるケース問題(長文問題)やコードを埋めるような問題は
無く、とてもシンプルな問題でした。
難易度も難しいという印象はなく過去触ったことがあれば特に悩むことなく解けますし、
触ったことが無くてもMicrosoft Learnで勉強すれば覚えられる程度かと思います。
(ただナメてると落ちます。。)
制限時間も45分とそこまでタイトではありません。分からない問題はネットで
検索しながら、ということもできました。
更新アセスメントに合格すると?
すべての問題を解き終わると、すぐに結果が表示されます。
不合格の場合はこんな感じです。結果が「FAIL(失敗)」となります。
【Retake the renewal assessment】というボタンがありますが、先に記載しました通り、
24時間は受けられませんので、このボタンを押しても空白ページに飛ぶだけでした。
素直に翌日再受験しましょう。
そして、合格の場合は、お祝いの画面が出ます。(こちらは合格時のお楽しみで!)
その後に詳細な結果が表示されまして、結果が「PASS(合格)」となります。
合格後に対象資格の有効期限が1年延びたことも確認できました。
めでたし、めでたし!
さいごに
今回は、Microsoft認定資格の更新アセスメントについて紹介させていただきました。
毎年面倒な対応にはなりますが、せっかく合格した資格なので、期限切れで失効した・・・
なんてことにならないように頑張って更新していきましょう!
おまけ
後日「Azure Solutions Architect Expert」の更新アセスメントもできるようになっていた
ので、こちらも受けてみました。「Azure Solutions Architect Expert」については、
全26問で正答率65%を求められました。このあたりは認定資格毎に微妙に異なる様です。
出題の傾向としては、なぜか Azure Backup や Site Recovery に関する問題が多数
出題されました。(傾向についてはMicrosoftとしても調整段階かもしれません。)
出題される問題として、4択問題以外に「Yes/No」問題が出ました。
問題の内容としては、AssociateよりExpertの方がケース問題の要素が強めです。
ただ、逆にその方が解き易いという感覚もあるので、一概にExpertの方が難しい、
ということもなかったです。
それでは!!