部内のLT会で発表した内容を整理します。
基本的には以下参考ページの紹介という意味合いが強いです。
参考
- 「The 12 Principles of Project Management」; https://rebelsguidetopm.com/the-12-principles-of-project-management/
- 「界隈がざわつくほど超進化したPMBOK第7版の解説【プロジェクトマネジメント】」; https://note.com/miz_kushida/n/n103a7da460c5
- 「アジャイル屋のためのPMBOKガイド7版解説.pdf」; https://agilitymatters.jp/article/pmbok_commentary
初めに
ITとビジネスが密接に影響しあう今日,
エンジニアには土台となる技術に加えビジネスパートナーとしての能力が期待されています。
そんな中で,数値では測りづらい汎用的なソフトスキルの価値が以前よりも高まっているように感じます。
PMBOK1に記載されているプロジェクトマネジメントの12原則が,
そのまま"自律した"エンジニアに求められる行動原則と当てはまる気がしたので今回紹介します。
これらは一人で全てをカバーできなくても組織としてカバーできていればという指針でもあります。
プロジェクトマネジメントの12原則
Stewardship
勤勉で敬意を払い思いやりのあるスチュワードであること
※スチュワードは掘り下げると「組織内外の責任に対して誠実な対応と意思決定を行うこと」を意味します。
取り組みの一例
- HRT2を意識した言動と行動を実践する
- 組織のミッションとプライオリティを理解する
Team
協力的なプロジェクトチームの環境を作る
取り組みの一例
- 組織の心理的安全性を担保する
- 相互レビューやペアプロの制度を取り入れる
Stakeholders
ステークホルダーと効果的に連携する
取り組みの一例
- 定例や振り返りなどにステークホルダーを巻き込む
Value
価値を重視する
取り組みの一例
- 自分が開発しているものの目的を理解する
- 求められる利益を達成できるアウトプットか精査した上で行動する
Systems thinking
システムの相互作用について認識・評価・対応する
組織がどう機能しているか理解し,構成要素が最適に動作するよう働きかける
Leadership
リーダーシップを発揮する
Tailoring
状況に応じて調整する
※調整するためにはルールや原則の背景や目的を知ることが必要です
取り組みの一例
- 例えば,純粋なアジャイル開発ができない環境下で一部のエッセンスだけ抽出して導入する
Quality
プロセスと成果物に品質を組み込む
取り組みの一例
- 品質基準・レビュー基準の策定
- 品質データが取得できるよう環境を整備する
Complexity
複雑さに対応する
※まず複雑さを認識し,その中でどのように働き,どのように回避するかを確立する必要があります
取り組みの一例
- カオスエンジニアリングを実践してみる
Risk
リスクへの対応を最適化する
※リスクは予期せぬ出来事であり,ネガティブなものだけなくポジティブなものも一応あり得ます。
取り組みの一例
- リスクが発生した際に問題が起こらないような環境を整備しておく(上の話にも近いですね…)
Adaptability and resilience
適応力とレジリエンス(回復性)を高める。
※プロダクトだけでなく組織の風土にも当てはまります
取り組みの一例
- プロダクトであれば,マイクロサービス化を検討する
- 組織であれば,オンボーディング・オフボーディングの充実化などを図る
Change
想定される未来の状態を達成するために変化できる
取り組みの一例
- 保守性を意識した設計と実装を実践する
- マイルストーンを設けて,タイミングごとに方針転換できるようスケジューリングする
終わりに
それぞれの原則に対して自分がどのように行動しているかを考え,より良い姿になるためにはどうすれば良いかを実践していきたいです。