2015/02/11更新:TeraTermの接続マクロでパスワードを使った例を載せました。Vagrantのインストールの方法をCentOS7版に変えました。
2015/02/06更新:やっぱりConsole2の不安定さが気になったので、TeraTermでやる手順も追加しました
はじめに
WindowsでGit Bashを使っていると、やはり素のLinuxが使いたくなってきます。
かといって、VMでGUIを立ち上げて使うのはかったるいです。
また、Git Bashを立ち上げてvagrant sshを起動して、というのもやはりかったるいです。
そこでVagrant+Console2、もしくは、Vagrant+TeraTermを使って、Linuxを簡単に使えるようにします。
Vagrantのインストール
Vagrantと好きなLinuxをインストールします。
refs: http://qiita.com/yhiranoo/items/6c91b9fccdcf56069ce6
Console2を端末にする場合(不安定かも)
Console2のインストール
以下の通りに、Console2をインストール・セットアップします。
refs: http://m-namiki.hatenablog.jp/entry/2014/08/04/220000
さらに以下の設定にしておくと、Tabを開くだけでゲストOSのコンソールになります。
vagrant upはどこかでしておきましょう。
Shell: "C:\Program Files (x86)\Git\bin\sh.exe" --login -i -c "vagrant ssh"
Start up dir: Vagrantfileがあるディレクトリ
Move upでタブの位置を一番上にしておく。
キーボードショートカットの変更
SettingsのHotkeysで設定できます。
ここら辺はご自由に。
Next tab: Ctrl+Right
Previous tab: Ctrl+Left
Close tab, Remane tab, Clear selection: 無効化
Paste: Ctrl+V
TeraTermを端末にする場合(おすすめ)
以下を実施します。
refs: http://fits.hatenablog.com/entry/20130331/1364740780
vagrant_login.ttlファイルをC:\Program Files (x86)\teratermに置いておきます。
合わせて、タスクバーにピン留めしておくなどします。
TTLファイルは、ttpmacro.exeに関連付けしておきます。
これでTTLファイルをクリックすると、ダイアログが表示された後、TeraTermProが勝手に立ち上がり、Vagrantに勝手につながります。
上のリンク先は、秘密鍵を使った例ですが、パスワードを使った例はこんな感じです。
HOSTADDR = '127.0.0.1'
USERNAME = 'vagrant'
PASSWORD = 'vagrant'
COMMAND = HOSTADDR
strconcat COMMAND ':2222 /ssh /2 /auth=password /user='
strconcat COMMAND USERNAME
strconcat COMMAND ' /passwd='
strconcat COMMAND PASSWORD
connect COMMAND
end
作業場所へのリンク
VagrantfileがあるホストOSのディレクトリは、ゲストOSの/vagrantで共有されています。
ですので、WindowsとLinuxで共有したいファイルをすべてこの下で管理し、ホームディレクトリに、ここへのシンボリックリンクを張っておくとよいでしょう。
例えば、このディレクトリにprojectsディレクトリを作り、その中でgit cloneをする場合、こうしておきます。
(ゲストOS) $ ln -s /vagrant/projects projects
こうしておくことで、ゲストOSではgitコマンドを使いつつ、ホストOSではNetBeans IDEを使って作業、などということが実現できます。
Console2のTIPS
Console2はちょっと不安定なところがあります。
もし、表示が崩れたら、
$ clear
とか
$ stty sane
とかを入力してみましょう。
入力できなくなったときは、しばらく放置するか、Console2を再起動してみます。