概要
開発を進めていると、いつの間にかローカルブランチが増えてしまって管理が大変…なんてこと、よくありますよね。特に、マージ済みのブランチはそのまま放置してしまいがちです。
でも大丈夫! Git コマンドを使えば、マージ済みのローカルブランチを一括削除し、スッキリとしたブランチリストを維持できます。
なぜマージ済みのブランチを削除する必要があるの?
- ブランチリストが見やすくなる: 不要なブランチを削除することで、必要なブランチを見つけやすくなります
- 誤操作を防ぐ: マージ済みのブランチが残っていると、誤って古いブランチで作業してしまう可能性があります
- Git の動作を軽量化: ブランチが多いと、Git の処理速度に影響が出る場合があります
マージ済みのローカルブランチを一括削除する方法
以下のコマンドをターミナルで実行するだけで、マージ済みのローカルブランチを一括削除できます。
git branch --merged | grep -v \* | xargs git branch -d
コマンド解説
このコマンドは、複数の Git コマンドをパイプ(|
)でつなぎ合わせています。順番に見ていきましょう。
-
git branch --merged
: マージ済みのブランチを全て表示します。現在チェックアウトしているブランチも含まれます。 -
grep -v \*
:grep
コマンドで、現在チェックアウトしているブランチ(*
で表示される)を除外します。 -
xargs git branch -d
:xargs
コマンドを使って、git branch -d
コマンドに削除対象のブランチ名を渡します。git branch -d
は、マージ済みのブランチを削除するコマンドです。
使用上の注意点
- 削除したブランチは復元できません。 実行前に、本当に削除してよいか確認しましょう。
- リモートブランチは削除されません。 ローカルブランチのみが削除対象となります。