MacBook M1/M2/M3チップにImagemagickをインストールする方法(arm64オプション付き)
最新のMacBookには、従来のIntelチップに代わってAppleが開発したM1/M2/M3チップが搭載されています。これにより、従来の方法ではなく、新しい手順でソフトウェアをインストールする必要があります。ここでは、MacBook M1/M2/M3チップにImagemagickをインストールする方法を紹介します。
1. Rosetta 2のインストール
まず最初に、Rosetta 2をインストールする必要があります。Rosetta 2は、IntelベースのアプリケーションをM1/M2/M3チップのMacで実行するための互換レイヤーです。ターミナルを開き、以下のコマンドを実行してRosetta 2をインストールします。
$ softwareupdate --install-rosetta
2. Homebrewのインストール
次に、Homebrewをインストールします。Homebrewは、Mac用のパッケージマネージャーであり、Imagemagickを含む多くのソフトウェアを簡単にインストールできます。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
3. Xcode Command Line Toolsのインストール
Imagemagickをビルドするために、Xcode Command Line Toolsが必要です。ターミナルで以下のコマンドを実行してインストールします。
$ xcode-select --install
4. Imagemagickのインストール
Homebrewを使用してImagemagickをインストールします。
$ brew install imagemagick
5. 正常にインストールできたか確認
インストールが正常に完了したかどうかを確認するために、Imagemagickが正しくインストールされているかテストします。
$ magick --version
これで、MacBook M1/M2/M3チップにImagemagickが正常にインストールされ、使用できるようになりました。
トラブルシューティング
アーキテクチャの互換性の問題
エラーが発生する場合、以下の手順を確認してください。
エラー: "Error: Cannot install on Intel processor under Rosetta 2 in ARM default prefix."
arm64
アーキテクチャに関連するエラーがインストール時に発生した場合、HomebrewをRosetta 2のエミュレーションモードで実行しているためかもしれません。これを解決するには、以下のコマンドを実行します。
これはHomebrewをarm64
モードで強制的に実行するコマンドで、MacBookのチップに互換性のあるImageMagickのバージョンをインストールします。
$ arch -arm64 brew install imagemagick
以上で、ImagemagickのMacBook M1/M2/M3チップへのインストール手順を紹介しました。問題が発生した場合は、公式のドキュメントやコミュニティフォーラムでサポートを受けることができます。
この手順を実行することで、MacBook M1/M2/M3チップ上でImagemagickを使用できるようになります。