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LambdaとSESによるドメインでのメール送信

Last updated at Posted at 2022-02-05

流れ

  1. ドメイン設定
  2. SESでドメインメール設定
  3. SES制限解除
  4. Lambda作成

ドメイン設定

簡単に説明します。
お名前.comでドメインを購入し、Route53のNSを4つコピーし、お名前.comのネームサーバー設定に貼り付けると設定完了です。

SESでドメインメール設定

ドメインメール設定をします。

スクリーンショット 2022-02-05 14.02.39.png

ドメインを入力し、他は、デフォルトのまま、作成します。
スクリーンショット 2022-02-05 14.03.53.png

DKIM用に、Route53に3つのCNAMEレコードが作成されます。
Identity statusDKIM configurationが数分でVerifiedSuccessfulになります。
スクリーンショット 2022-02-05 14.10.52.png
スクリーンショット 2022-02-05 14.10.57.png

SES制限解除

Account dashboardに遷移すると、sandoboxの制限と記載されております。
スクリーンショット 2022-02-05 15.06.40.png
今のままですと、SESに登録したメールアドレスにしか、メールが送れません。

SESの送信上限緩和およびSandbox制限の解除の申請を行います。

申請方法は、Service QuotasAWSサポート2つあります。

①SESのコンソールとService Quotasから申請

sandbox制限解除

Account dashboardに遷移し、Request production accessをクリックします。
スクリーンショット 2022-02-05 15.06.40.png

下記のように記載し、リクエストを送信をクリックします。
スクリーンショット 2022-05-10 13.28.27.png

  • Mail Type
    • Transactional トランザクションメールを送信する場合
    • Marketing マーケティングメールを送信する場合
  • Website URL
    • 対象のウェブサイトの URL
    • http または https から始まるURL形式のみ入力可能
    • ウェブサイトが存在しない場合、ダミーのURL(http://test.com等)を入力し、「Use case description」にダミーのURLである旨を記載してください
  • Use case description
    • 使用理由を記載します。
    • 送信制限数の上限緩和も申請可能です。同時に申請したい場合「Use case description」の欄に希望する制限値をご記入ください。
      • 入力例 送信クォータ :〇〇通/日
      • 入力例 送信レート:〇〇通/秒
  • Additional contacts
    • 連絡先アドレスを入力します。最大 4 つまでカンマ区切りで入力可能

日本語訳
スクリーンショット 2022-05-10 13.29.53.png

送信制限緩和

サービス名Service Quotasに遷移し、左タブのAWSサービスクリックし、SESを検索しクリックします。
スクリーンショット 2022-05-10 13.54.47.png
Sending quotaをクリックします。
スクリーンショット 2022-05-10 13.56.45.png

Sending quotaに遷移しますので、クォータの引き上げをリクエストをクリックします。
スクリーンショット 2022-02-05 15.45.30.png

クォータ値を入力し、リクエストします。
翌日には、リクエスト完了され、SESの送信上限緩和およびSandbox制限の解除されます。
スクリーンショット 2022-02-05 15.45.19.png

②AWSサポートから申請

以下の記事通り行いましょう。
Sandbox制限と送信制限解除が同時にできます。

Sandbox制限の解除のみの場合、こちらでもできます。

制限解除できたところで、テストメールを送ってみます。

ScenarioCustomにして、自分のGmailのメールアドレス等に送ってみましょう。

成功し、メールを受信したことを確認しましょう。
スクリーンショット 2022-02-05 15.56.53.png

Lambda作成

ロールは、基本的な Lambda アクセス権限で新しいロールを作成を選択します。
作成されたポリシーに以下のSESのメール送信権限を付与しましょう。

{
    "Effect": "Allow",
    "Action": [
         "ses:SendEmail",
         "ses:SendRawEmail"
     ],
     "Resource": "*"
}
Lambda
import json
import os
import boto3

SENDER = os.environ["SENDER"]
REGION = os.environ["REGION"]
mail_1 = os.environ["mail_1"]
mail_2 = os.environ["mail_2"]

TITLE = "テストです。"
                
BODY = "テスト本文になります\n"\
    + "このようにすると、改行できます\n"\


def send_email(sender, to, subject, body):
    client = boto3.client('ses', region_name=REGION)

    response = client.send_email(
        Source=sender,
        Destination={
            'ToAddresses': [
                to,
            ]
        },
        Message={
            'Subject': {
                'Data': subject,
            },
            'Body': {
                'Text': {
                    'Data': body,
                },
            }
        }
    )
    return response

def lambda_handler(event, context):
    
    maliList = [mail_1, mail_2]
    
    # TO対象者別々にメール送信する
    for i in range(len(maliList)):
        send_email_to = send_email(SENDER, maliList[i], TITLE, BODY)
        print(maliList[i])
                
    print("Send ResponseMetadata:" + json.dumps(send_email_to, ensure_ascii=False))
    
    return {'send_email': 'success'}

2つのメールに送る場合、各メールアドレスをTOにして送信するように組みました。
受信者が他に誰に送ったか分かると、プライバシー上良くないためです。

CCやBCCを贈りたい場合、Toの下に以下のように挿入します。

Lambda

    Destination={
        'ToAddresses': [
            'string',
        ],
        'CcAddresses': [
            'string',
        ],
        'BccAddresses': [
            'string',
        ]
    },

詳しくはboto3のドキュメントを参考にしてください。

実行すると、メールが送れていると分かります。

参考

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