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Pythonで設定ファイルなどに環境変数の内容を展開する方法

Last updated at Posted at 2021-04-16

設定ファイルやちょっとしたファイルで、一部のみ動的に変更したい場合があります。
とくに、Dockerコンテナなんかで使う場合は、環境変数で動作を変えられると便利です。
かっこいいテンプレートエンジンを使ってもいいのですが、それほどでもない場合のやり方です。
いつも忘れてしまうので、ここにメモしておきます。

設定ファイルのようなもの

次のようなファイルの${NAME}の部分を環境変数で置き換える方法を考えます。

something.conf
[Setting]
name=${NAME}

環境変数設定

次のように環境変数に入れておきます。

# export NAME=hirachan

シェルスクリプトの場合

実は、シェルスクリプトでもできます。envsubstというコマンドでできるので、紹介しておきます。入っていない場合は、gettextのパッケージを入れましょう。

# envsubst < something.conf
[Setting]
name=hirachan

おーー。置き換わりました。
いい感じです。

Pythonの場合

さて、Pythonの場合です。
Pythonには、os.path.expandvarsという便利な関数があります。
os.pathにあるのでファイルのPATHをごにょごにょするための関数のようですが、問題なく使えます。

expand.py
import os
import sys

with open("something.conf", "r") as fr:
    out = os.path.expandvars(fr.read())
    sys.stdout.write(out)

実行してみましょう。

# python3 expand.py
[Setting]
name=hirachan

おーー。すばらしいですね。

まとめ

環境変数の展開は、シェルではenvsubst、Pythonではos.path.expandvarsが便利です。

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