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セールスから社内プロダクト開発部へ異動してよかったの話

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はじめに

私はダイレクト出版にセールスライターとして就職し、3年弱、主にメルマガやセールスページのライティングをしていました。WEBセールスに必要なエディトリアルデザインや動画編集、ランディングページなどの制作をする中で、「形のあるものを作ることが好きだなあ」という思いが強くなり、社内のプロダクト企画開発部への異動を決意しました。

完全初心者ですし、周りからは「急にどうした!?」と不思議がられることもしばしば。ちゃんとやっていけるのか不安もあったのですが、今では日々楽しくお仕事をしています。異動して半年ほど経った今、元セールスとして感じていることを書き出してみました。

事業部経験があってよかったと感じること

ユーザーの気持ち、開発内容の需要がよくわかる

プロダクト企画開発部(以下プロ企)では、セールスやカスタマーサポートの方が使う社内システムと、お客様にコンテンツを提供するためのアプリを主に開発しています。つまり自分も毎日業務で使っていたもの。社員からの要望リストを見て「あ〜それ欲しいよ〜ほんとに分かる!」を感じることができます。共感しながら開発できるので、作業にならず、要件の理解もあんまり困らないかなと感じています。

元同僚がみんな現役ユーザー。本音も聞ける

今まで毎日一緒にお仕事していた仲間がユーザーとして意見をくれるので、「要望をあげるほどでもないんだけど、これがあると地味に嬉しいな〜」といった、小さな要望や本音も聞きやすいです。飲みに行った時やランチの会話で、意外と画期的なアイデアをいただいたり。事業部にいなかったら、(人見知りということもあり)ラフな会話にたどり着くまでにもっと時間がかかっていたと思います。繋がりのありがたさと、直接話すことでしか得られない解決スピードの速さ・解像度の高さをすごく感じます。

「こうなってたのか〜!」システムの裏側に感動の日々

商品登録、売上計算、メール配信、検索処理…。毎日当たり前のように使っていた機能でも、その裏側がどうなっているかなんて、1ミリも考えたことがありませんでした。でも中を覗いてみると、全ての画面の裏には緻密なコードが存在していたんです...本当に感動しました。感覚的に操作していた画面の「裏側」が見えるのは、シンプルにめちゃくちゃ面白い。点と点が繋がっていく感覚です。

また、ボタンや項目ラベル一つに至るまで、たくさんの案からベストなものを絞り込み、練りに練られた結果なんだということもプロ企のミーティングで初めて知り、さらに感動しました。

(レビューの精神的苦痛(?)が少ない)

ライティングにも方程式や教科書、古来のデータがありますし、レビューからの学びも多く、基本的には納得ばかりなのですが、どうしても感性に依存する面があると思っていて、、、自分なりに「いいな」と思って生み出した文章の細かい表現にレビューや修正が入ると、なんとも言えない悔しさ・もやもやを感じることも正直ありました。

一方で、コードはどこまでも論理的に話し合えるのがほんとに素晴らしい魅力だと思います。基本、絶対的な正解があるし、書き方の好みはあるにしても、読みやすさや効率性といった明確な根拠があるので納得感が大きい。「なるほど!」「絶対そっちの方がいい!」と白黒はっきりしている感覚を得やすいと思います。

社内普及のことを考えやすい

ユーザーだった頃には知らなかったページや機能を発見することもあり、リリースノートはどのように作れば見やすいかな?ちゃんと目を通してもらえるかな?ヘルプページをどのように広めればいいかな?など、普及についても考えるようになりました。...まだまだ模索中ですが、コード勉強中でもこうしたことを考えているのは、ユーザーだった経験が繋がっているのかなと感じています。

大変なこと

言わずもがな、勉強

元々理系だったのとフロント言語には若干触れていたので、拒否感はなかったのですが、やはり新しいことを一気に学ぶのは大変だな〜と感じます。

戦力になりきれない不安

プロモーションを打っていた日々から、急にお勉強タイムに。お給料をいただきながら現場で勉強ができることに感謝しつつも、皆さんの時間を割いてもらっていることや、まだ戦力になりきれていないことへの焦りを感じることもあります。とはいえ、早く戦力になるぞ〜!というモチベーションにも繋がっていますし、ちょっとずつできることが増えてきて、この不安も減ってきているかなと感じます。

セールス隊がめっちゃ売ってると、ちょっとだけ寂しい

セールスチームが楽しそうにプロモーションの企画をしていたり、大きなイベントを成功させている様子を見ると、「あ〜私もその場に立ち会えたらな」と寂しさを感じることも正直あります。でも、純粋に嬉しい気持ちも大きいですし、もっと売りやすい環境を作りたい!というモチベーションにもつながっています。こうした成果を側で感じられるのは、ありがたいことだなと思います。

以上、セールスライターからエンジニアへ転向して感じていることを書き出してみました。

ps

私自身、学生時代から、医学部保健学科→アパレル業界→投資部門セールスライター→エンジニアと気の赴くままに方向転換をしてきましたが(赴き過ぎ)、とにかく、どんなキャリアチェンジであっても、異業種の経験はどこかで必ず繋がり、役立つはずだと、私は思います。(そう思いたい)

pps

異動を快く応援してくれて、新しいことにチャレンジさせてくれる会社の環境にも、とっても感謝しています。

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