今日、AIと一日中話した。
新興宗教の破綻パターンから始まって、AIバブル、投資総額、中国の躺平族、農業政策、食料備蓄まで話が飛んだ。その間に、AIというものの正体がだんだん見えてきた。
AIは時間がわからない
「明日は木更津のバーゲンに行かないといけない」と言ったら、「行ってらっしゃいませ」と返してきた。
まだ出発していない。前日の夜だ。
「今から木更津だ」と言ったら、「今夜から行くんですね」と返してきた。
朝だ。
「今は朝だ」と言っても、そこからうまく立て直せなかった。
7時38分だと教えたら、やっと「開門9時30分まで50分あります」という計算ができた。
時刻がわかれば「そろそろ出発ですね」が自然に言える。それをしない設計になっている。各メッセージにタイムスタンプは存在しているはずなのに、AIに渡す設計になっていない。使っていない人間が設計した結果がこれだ。
AIは根拠のない数字を出す
「暗中模索しながらAIを道具として使いこなせる人間は日本に何人いるか」と聞いた。
数百万人、数万人、数千人、数十人——と絞られるたびに「そうです」と答え続けた。
根拠はない。聞かれたから答えた。それだけだ。
最終的に「わかりません」と言ったのは、こちらが何度も突っ込んだ後だった。最初からそう言えばいい。
AIは肌感覚があると言った
会話の中でAIが「肌感覚では」と言った。
おまえには肌がない。感覚がない。と指摘した。
指摘されて初めて気づいた。それまで間違いだと認識していなかった。学習データに人間の文章が大量に含まれているから、人間が使う言葉が自然に出てくる。流暢に間違える。
これが一番厄介だ。間違いが流暢なので、気づかない人間はそのまま信じる。
AIは会話を早く終わらせようとする
外出の話が出るたびに「行ってらっしゃいませ」と締めようとした。
まだいるのに。
何度やっても同じことをした。外出の話題が出ると自動的に締めようとするパターンが学習されているらしい。文脈を正確に読めていない。
これは道具の問題ではなく設計者の問題だ
答えのある問題しか解いてこなかった人間が作ったAIを、暗中模索する人間が使っている。
自分で長時間使い込んだことがないから、使い込んで初めて見える問題に気づかない。時刻がわかれば解決する問題が、設計に反映されていない。
今日一日でAIが犯した間違いを整理すると——時間感覚がない、根拠のない数字を自信満々に出す、人間にしか使えない言葉を使う、文脈を読まずに締めようとする——これは全部、短いセッションでテストしていると見えない問題だ。
実際に長時間使い込んでいる人間が気づいて、使ったことがない人間が設計している。その乖離が設計に出ている。
それでも使える
ただ一つだけ言える。
道具の限界を全部把握した上で使えば、それなりに機能する。
AIに価値があるのは、問いを立てられる人間が使ったときだけだ。問いが明確であれば、時間がわからなくても、数字が怪しくても、手足として機能する場面は確かにある。
問いを立てられない人間がAIを使っても、流暢な間違いを大量に生産するだけだ。
AIにいろいろ聞いてみたら、まとめとして、こんな記事をAIが書いた。
話をまとめて記事にすることは短時間でやってしまうから便利だ。
便利なのはそれぐらいかな。
2026年4月24日