書いている人 is 誰?
とあるIT企業で新卒や中途入社の教育を教育したりしていました。
2022年にあったコト
なんと、4名の未経験中途を採用しました!!
未経験だけどITエンジニアリングに興味のあるあなたへ
Q. 未経験でもITエンジニアになれる?
A. なれます
Q. 文系既卒でもITエンジニア目指せますか?
A. 余裕です。新卒か既卒既卒であるかは関係ありません。
そもそも、新卒一括青田買いのシステム自体がおかしいのでは?
Q. 理系出身だから余裕っスよね?
A. あまり文理は関係ありません。すべては貴殿の頑張り次第です。
未経験からエンジニアを目指すうえで大事なコト
「新卒ではない」ことは理由にならない
そもそも、新卒か既卒かであること自体は気にされないのが通常です。
と は い え
どうしても 「年齢」 という点は加味せざるを得ません。
非常に厳しい言い方をすると、転職活動においては「それまでどんな経験を積んできたのか」がポイントとなってしまうからです。
とはいえ、まだIT系は転職しやすい分野であることは間違いないでしょう。
年齢の問題はエンジニアに限らない
「年齢が高い=それなりに経験を積んでいる」ということが前提となります。
違う業種に転職するということは、必ず「高いハードル」が待ち構えています。
簡単に言うと、
「同年齢なのに自分より給料をもらっている社員がたくさんいる」
「自分より年下が上司になる可能性が高い」
という2つの点がポイントになります。
年齢が上がるほどこの確率は非常に高くなります。
なので、「第二新卒」としてのカードを切れる3年目以内に思い切って転職活動する方が良いでしょう。
崩れつつある「新卒」のカード
特にITエンジニアの業界に足を踏み入れる場合、「新卒なら簡単に就職できる」という時代は終焉を迎えつつあります。
「適性検査」や「コーディング試験」が実施され、能力がないと判断されると簡単にお祈りされてしまいます。
一部の企業では、これらの試験や検査を一切行わずに人柄だけで判断して採用することもあるようです。
未経験であれば、面接のみで合格する会社の方が簡単に内定は貰えるでしょう。
しかし、残念ながらエンジニア職は向き不向きがはっきり出てしまう職種です。
「適性がある」と判断されたとしても、のちにストレスなどが原因でドロップアウトする人が絶えない業界です。
「IT業界は売り手市場」の真実
ITエンジニアは「売り手市場」と言われており、IT系の就職は困らない!みたいな言い方をされていたりするようです。
この売り手市場に載っているエンジニアには、必ず「優秀な」という枕詞がつきます。
完全未経験も大量に採用されている一方で、学生時代からプログラミングに勤しんできた人が存在します。
彼らは学生時代からコーディングスキルを身に着けていますので、下手な5年目の社員より優秀だったりします。
とはいえ、実際に業界で働いているわけではありませんので、「業界未経験の新卒」という一括りにされてしまいます。
つまり、青田買いで一括購入されているはずの「新卒」ですら、中ではとてつもない差を生み出しています。
このあまりにもかけ離れた現実が、「ITエンジニアは売り手市場」という現実を生み出しているのです。
未経験からITエンジニアを目指すうえで知ってほしいこと
ここからは、実際に未経験からエンジニア職へピボットした人たちと一緒に勉強して得られたことをお話ししましょう。
3年目くらいなら割となんとかなる
ぶっちゃけた話、社会人3年目くらいであれば社会のルールを守って目の前の仕事をするので手一杯なことがほとんど。
「ITエンジニアとして一人前」と言えるほど成長する人はほんの一握りです。
あなたが他業種で身に着けた「社会性」は、どの業種に言っても潰しが効く部分が多いはず。
結局、どの業界にいてもあなたの周りにいるのは「人間」です。
どんな業界だったとしても、生物学的には同じ分類の動物です。
どの業界にも変人はいますしダサい人もおしゃれな人もいます。
AIに囲まれて仕事する時代はまだ先ですので安心してください。
・・・という余談はおいておいて
たとえば「3年」の間、別の業界で頑張ったうえでエンジニアを目指したい場合、
埋めるべき差は「3年」ではありません。実際には1年程度と思ってください。
何をすればよい?
端的に言うと、 「その業界に即した勉強をしろ」 としか言えません。
残念ながらこれについてはこれはどの業界も同じです。
IT業界には免許がない
免許と聞いて、最も分かりやすいのが「自動車運転免許」ですね。
このように、免許が必要な業種が分かりやすいでしょう。
IT業界で仕事をするために必須の資格はありませんが、電気工事や毒物を取り扱うようなエンジニア職は、「資格」を持っていないとその仕事をすることすらできません。
彼らは、その「免許」を取得するために「勉強」し、その免許を継続するために日々勉強しています。
実務を通して新しい知識を得るだけでなく、「試験対策」と称して新しい知識の吸収に勤しんでいます。
そう考えると、資格がなくても仕事ができるITエンジニアのハードルは非常に低いと言えるのではないでしょうか?
勉強のタネはたくさんある
幸いにも、プログラミングに関係する資料は世の中に大量に転がっています。
現役ITエンジニアですら書籍を使って勉強するのですから、同じ本を使って勉強できるくらいになれば良いだけなんです。
いきなり即戦力と言っても過言ではないのでは???
まずは、本を一冊読んで勉強しきってみてください。
それで自分が「向いているか」が分かります。
「楽してイッセンマン」のハードル
稀に、「フリーランスでイッセンマン!」みたいな発言をしている人がいます。
たしかに、”優秀な”エンジニアであれば、フリーランスになることで年収1000万を超えることはたやすいでしょう。
実際に、30歳くらいでその額を稼いでいるフリーランスもいるかもしれません。
(リアルで見たことはありませんが)
ですが、前述のとおり「学生時代もプログラミングしていた」ような人たちがゴロゴロいる世界です。
学生時代からプログラミングを続けていた人であれば、社会人5年目くらいの頃にはベテランの域に達していることでしょう。
そんな人たちを夢見ることは大事なのでぜひ目指してほしいですが、現実は甘くないということはしっかりと胸に刻んでおきましょう。
みなさんが実際に一緒に働くエンジニアはそこまでギラギラしてませんし、もっと現実的な紳士淑女ばかりです。
コミュ障みたいな人だっていっぱいいますからね。
「DX」という追い風をうまく使え
DX(デジタルトランスフォーメーション)という単語が登場して結構経ちますが、
現在はさまざまな業種・業態でデジタル活用が進んでいきます。
つまり、
「ITエンジニアが介入する余地のない(活躍できない)業種はほぼ存在しない」
という時代に突入しようとしています。
また、システム開発の先には「利用者」がいます。
たとえば、アパレルやスーパーといった「小売業界」であれば、注文や在庫管理のシステムを使用するでしょう。
ITエンジニアになるということは、「彼らが使うシステムを作る側にまわる」ということ。
システム開発をするうえでは、もちろんプログラミングの知識は必要不可欠ですが、
それ以上に「利用者を理解すること」が要求されます。
これは、受託でも自社開発でも変わりません。
たとえば、アパレル業界に勤めていたのであれば、その業界のシステム開発に携わった時に前職の知識が役立つかもしれません。
職務経歴に書きたい内容たちとは
※このあたりはかなり主観が入っています。
未経験からエンジニアを採用する場合、どうしても以下の点を見ざるを得ません。
- 現時点でどのような知識を持っているのか
- 自社の業務で役立てられるのか
- (メンタル的な意味も含めて)適性があるか
- 社風に合っているのか
1と2については、「自分がこれまでどのようなことをやってきたのか」をきちんと説明することが求められます。
とはいえ、このあたりは転職活動の基本と言われてしまうので、正直ベースで思ったことを書くと良いでしょう。
そのうえで3の判定に入るわけですが、これはもう慣れや練習の部分があると思います。
勉強して自信がつけば、ある程度は突破可能となる部分もあるでしょう。
性格面で落とされた場合は「社風に合ってなかったんだ」とキッパリあきらめると良いでしょう。
良くも悪くも、世の中にIT企業はたくさんあります。
落ちても「相性が良くなかったんだ」とポジティブに考えて次に進むと良いでしょう。
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