はじめに
Windows10+Node.jsは環境が汚れるとか、
グローバルNPMがよくわからないとか、
勝手に容量食っていくとかいう噂を聞いたので、
WSL上に構築を試してみます。
Windows10でWSLを有効化する
これは省略します。
Ubuntuをインストールする。
Windows Storeを開き、Ubuntuと検索します。
Ubuntu16と18がありますが、せっかくなので18を使いましょう。
ほかにも用途があれば、両方入れておくのもよいです。
インストール後はスタートメニューに追加されますので、
起動して初期設定を完了させます。
Visual Studio Codeをインストールする
ここからインストールします。
https://code.visualstudio.com/
Visual Studio Codeを起動
Visual Studio Codeを起動し、ファイル > 基本設定 > 設定 を選択します。
Terminal › Integrated › Shell: Windowsの欄を下記に変更します。
C:\Windows\System32\wsl.exe
確認
ターミナル > 新しいターミナルを選択し、ターミナルを起動します。
その際、ターミナル番号の横に「WSL」と表示されていれば設定完了です。
また、下記のコマンドを入力し、指定のUbuntuがインストールされていることを確認します。
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.1 LTS (Bionic Beaver)"
となっていれば、設定完了です。
2020/03/11追記:VSCodeのRemote Extensionを利用する
Remote Development Extensionという拡張機能を利用することで、通常のWindowsターミナルとWSLを切り替えて利用できます。
現在はこちらを利用した方がよさそうです。
複数のWSLディストリビューションを入れた結果、使いたいものがうまく使えない場合
下記のサイトを参考に設定を確認&変更します。
https://u.hoso.net/2018/03/wsl-linux.html
$ wslconfig /list
Windows Subsystem for Linux ディストリビューション:
Ubuntu-18.04
Ubuntu-16.04 (既定)
$ wslconfig /setdefault Ubuntu-18.04
$ wslconfig /list
Windows Subsystem for Linux ディストリビューション:
Ubuntu-18.04 (既定)
Ubuntu-16.04
Node.js環境をインストール
以降は、インストールしたUbuntu上で作業します。
$ sudo apt update
$ git clone https://github.com/creationix/nvm.git ~/.nvm
$ source ~/.nvm/nvm.sh
$ nvm --version
$ nvm install 11.13.0
$ nvm alias default 11.13.0
最後に、使用するための準備をします。
$ vi ~/.bash_profile
以下を記載し、保存
if [[ -s ~/.nvm/nvm.sh ]];
then source ~/.nvm/nvm.sh
fi
入っていることを確認
$ node -v
最後に
ちなみに、これを応用することで、
Cygwinなどを使わずにC++などのビルド環境を構築することもできます。
構築に失敗した場合などは、簡単に削除することが出来ますので精神的にも安心です。