Power BIにPower Automateビジュアルが埋め込み可能に
Power Automateビジュアルを使うことで、Power BIと連携したクラウドフローが実現できます。ダッシュボード上のフィルター済みデータと連動できるので、オンデマンドの分析に加えてその結果に基づいた実行までをワンプラットフォームで行えるようになりました。
実装方法
Power Automateビジュアルを設置して編集ボタンをクリック。
ここからはいつものPower Automateの作成画面と同様です。
クラウドフローに渡したいデータは視覚化メニューのPower Automateデータから設定できます。BI上で実行されたオンデマンドのフィルターと連動するため、フィルター後の結果に含まれる行だけがPower Automateに渡されます。
想定される活用例
Power BIでの分析は多くの部門で利用されています。例えば営業部門においては、営業マネージャが注視すべき案件をダッシュボードで絞り出し、営業担当者との面談でアドバイスを行います。
でも、管理している営業担当者数や案件数が多いと、人力でのフォローは現実的ではありません。そんなときはPower BIで絞り込んだ案件について、SFA上でタスクを生成するまでをPower Automateで自動化することができます。
このように「視覚化➡インサイト取得」だけでなく、「視覚化➡インサイト取得➡実行」までエンドツーエンドで徹底できるのがPower Platformならではの強みです。
注意事項
本機能はプレビュー段階で、下記の制限事項があります。
特にPower Automateのフローが既定の環境でしか作成できない点は注意が必要で、独自の環境と接続したい場合はテナントで共有のM365アプリ(Sharepointなど)を経由するか、一般提供リリースまで待つ必要がありそうです。