AIネイティブな開発環境の紹介(Linear × Cursor × Claude × GitHub × Devin)
計画から実装・レビューまで、AIを各工程に常駐させた開発環境のスタックと、ツール同士の繋がりを紹介します。
TL;DR
- 計画/課題管理:Linear
- ローカル開発:Cursor(AIエディタ)+ Claude(AIエージェント)
- バージョン管理/PR:GitHub(Git)
- AIコードレビュー:Devin
この5つで「計画 → 実装 → バージョン管理 → レビュー → 完了」が一巡し、各工程にAIが入っているのが特徴です。
全体図
各ツールの役割
① Linear — 計画・課題管理
プロジェクト管理ツール。Initiative(戦略テーマ)> Project > Issue の階層で「何を・どの順でやるか」を管理します。
- Cycle(スプリント)やカスタムView(保存フィルタ)でタスクを多面的に把握。
- 後述のClaudeとMCP連携でき、計画づくりからLinearへの起票までをAIに任せられる(後述)。
- 立ち位置:開発の起点。ここでIssueを切って着手します。
② ローカル開発:Cursor + Claude
実装する場所。AIと一緒に書く「ペアプロ」レイヤーです。役割が少し違う2つを併用します。
- Cursor(AIエディタ / IDE):補完・インライン編集・チャットなど、エディタに溶け込んだAI。コードを書く主戦場。
- Claude(AIエージェント):実装だけでなくコードベースの調査・複数ファイル横断の作業・自動化まで任せられるエージェント。CLI/エージェントとして動き、ツール(MCP)を叩いて外部サービスも操作できる。
- 使い分け:「手元で素早く書く」=Cursor、「調べる・まとめて作業する・外部連携する」=Claude、というイメージ。
③ GitHub(Git) — バージョン管理・PR
コードの正本(source of truth)。commit / branch / PR の標準フロー。
- 実装が固まったら commit → push → PR。
- Issue(Linear)と PR を相互リンクして、計画と実装を紐づけます。
④ Devin — AIコードレビュー
PR に対して自動でコードレビューを行うAIソフトウェアエンジニア。
- PRを出すと指摘・改善提案が付く。人間レビューの前段として、観点の抜けや明らかな問題を拾ってくれる。
- 立ち位置:レビューの一次受け。レビュー反映 → マージ → Linearで完了、と一巡します。
ツールの繋がり(開発の一巡)
Linear(着手)
→ Cursor + Claude(実装・調査)
→ GitHub(commit / PR)
→ Devin(PRレビュー)
→ レビュー反映 → マージ → Linearで完了・フィードバック → (次のIssueへ)
ポイントは2つ:
- AIが各工程に常駐:書く(Cursor)・調べて作業する(Claude)・レビューする(Devin)と、工程ごとに別のAIが入る。
- 計画もAIで回せる:Claude は Linear と MCP連携できるので、「やりたいことの概要(Markdown)→ Linearの Initiative/Project/Issue へ自動マッピング」のように、計画づくり自体をAIに手伝わせることができる(図の点線部分)。
なぜこの構成か
- AIの“役割分担”:万能の1ツールに寄せず、「エディタ内のAI(Cursor)/エージェント(Claude)/レビュアー(Devin)」と得意分野で分けることで、それぞれの強みが活きる。
- 計画と実装の地続き化:Linear↔GitHub のリンク+Claudeの MCP連携で、「計画 → 実装 → レビュー → 完了」が分断なく回る。
- レビュー負荷の前倒し:Devinが一次レビューを引き受けることで、人間レビューを“本質的な議論”に集中させられる。
まとめ
| 工程 | ツール | 役割 |
|---|---|---|
| 計画 | Linear | Initiative/Project/Issue で計画・課題管理 |
| 実装(編集) | Cursor | エディタに溶け込んだAI補完・編集 |
| 実装(作業) | Claude | 調査・横断作業・自動化エージェント(MCPで外部連携) |
| バージョン管理 | GitHub | コードの正本・PR |
| レビュー | Devin | PRのAIコードレビュー |
「計画から実装・レビューまでAIを常駐させる」——それを実現する一例として、参考になれば幸いです。
