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「bundle install」と「rails g devise:install」の2つのインストールの違いについて

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私はRailsのメンターをしています。👨‍🏫
生徒さんからの質問で、自分が感覚的にやってたことに気がつく瞬間があります。

今回は、生徒さんからの質問で、
「deviseをインストールするときに、「bundle install」と「rails g devise:install」、なぜ2つのインストールコマンドが必要なの?」
という内容について、お話しします。👨‍🎓

みなさん、今すぐ説明できますか?  
一度考えてみてください。

結論

いずれのコマンドにも、「install(インストール)」という同じ言葉が含まれており、
初学者にとって混乱しやすいですが、全く別の役割で使用されています。

「bundle install」って何?

まず、bundle installはRubyのパッケージマネージャーであるBundlerのコマンドです。Rubyのプロジェクトでは、特定のライブラリ(gem)が必要となることが多々あります。その必要なgemをプロジェクトに導入するために、bundle installを実行します。これにより、プロジェクトのルートディレクトリにあるGemfileというファイルを読み込み、Gemfileにリストされているgemをインストールします。

「rails g devise:install」は何してるの?

次に、rails g devise:installについて説明します。このコマンドはDevise gemの初期設定を行うためのものです。DeviseはRailsでよく用いられるユーザー認証のライブラリで、このコマンドを実行することでDeviseの基本的な設定がプロジェクトに適用されます。具体的にはDeviseの設定ファイルが生成されたり、メール送信の設定が行われたりします。

なぜ2つもコマンドが必要なの?

それぞれの役割から見てみると、bundle installはプロジェクトで使用するgemをインストールする役割があり、一方でrails g devise:installはインストールしたDevise gemの設定を行う役割があります。つまり、bundle installでDevise gemをインストールした後に、rails g devise:installでDeviseの初期設定を行うという2段階のプロセスが必要になるのです。

以上、同じように「インストール」という言葉が含まれていることから混乱しやすい2つのコマンド、bundle installrails g devise:installについての説明でした。この2つの違いを理解して、Railsプロジェクトをより理解を深めて進めていきましょう!

「bundle install」を、もっと詳しく

bundle installはRubyのパッケージマネージャーであるBundlerのコマンドです。このコマンドを実行すると、プロジェクトのルートディレクトリにあるGemfileというファイルを読み込みます。Gemfileには、プロジェクトで使用するgem(Rubyのライブラリ)とそのバージョンがリストされています。

bundle installを実行すると、まずGemfile.lockというファイルを確認します。Gemfile.lockには前回bundle installを実行したときのgemの詳細なバージョン情報が記録されています。

Gemfile.lockが存在し、Gemfileの内容と整合している場合は、その情報に基づいてgemをインストールします。一方、Gemfile.lockが存在しないか、またはGemfileの内容と整合していない場合は、新たにgemの依存関係を解決してgemをインストールし、その結果をGemfile.lockに記録します。

つまり、bundle installはプロジェクトで必要なgemをインストールし、その情報をGemfile.lockに記録することで、同じ環境を他の場所(例えば他の開発者のマシンや本番環境)で再現できるようにする役割を果たします。

「rails generate devise:install」を、もっと詳しく

rails generate devise:installは、Deviseというgemの初期設定を行うためのコマンドです。Deviseはユーザー認証の機能を提供するgemで、このコマンドを実行することで、Deviseの基本的な設定をプロジェクトに適用します。

具体的には、以下のような処理が行われます:

  • Deviseの設定ファイル(config/initializers/devise.rb)が生成され、これによりDeviseの動作をカスタマイズできます。
  • メール送信の設定が行われます。具体的には、Action MailerのデフォルトURLオプションが設定されます。これはDeviseがメール認証のリンクなどを生成する際に使用します。
  • Deviseが使用するフラッシュメッセージの表示設定が行われます。これにより、ログインやログアウト時などにユーザーにメッセージを表示できます。

なので、rails generate devise:installはDeviseの初期設定を行い、ユーザー認証機能をプロジェクトに適用する役割を果たします。

今回はこれで以上です。
説明が間違っている、わかりにくければ、コメント頂ければ嬉しいです!!

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