概要
Windowsのモニター設定を拡張にし、HDMI等でプロジェクターに接続してPowerPointで発表者ツールを表示すると、発表者側は以下のような画面になります。
プロジェクターに映っている画面はスライドの画面のみになっていて話す内容や次のスライドを確認しながら発表することができるおなじみの便利機能ですが、MacでZoomの画面共有をしたときに同じような見せ方にする方法が今まで分からなかったので今回色々試してみて1つの方法にたどり着きました。
要件
- MacPC1台のみでできること
- GoogleスライドをZoomで画面共有したときにできること
- 発表者側の画面のみプレゼンター表示されていること
- 画面操作はスライドのページ送り以外不要であること
- 1つの画面内でできること
Googleスライドのプレゼンター表示の仕様
Googleスライドでは、プレゼンター表示をすると上記のように別タブで開かれます。
そのため、モニターがもう1台あればウインドウを分けて スライド画面のみ画面共有 して別モニターの方にプレゼンター表示を映しておくことでそれを見ながら発表することは可能かと思います。
ただ、会議室や実際に登壇して発表する場合にいちいちモニターを持ってきて発表する人はさすがにいないと思うので
MacPC1台のみでできること
こちらに反していることになります。
しかし、ウインドウが分かれていたとしてもプレゼンター表示側でページを送れば、裏でちゃんとページが切り替わってくれていました。これは使えそうな気がします。
Zoomの画面共有の仕様
Zoomで任意のディスプレイを画面共有した後、別のディスプレイに切り替えると「一時停止しました」と出てディスプレイが切り替わりますが、視聴側から見るともともと共有されていた画面が映っています。
そこで共有していたディスプレイに戻ると最新の画面が反映される形で再度共有が行われます。
つまり、
共有 → プレゼンター表示に切り替えて発表 → 次へを押してから共有画面に一度戻り、反映されたら再度プレゼンター表示に切り替えて発表 ・・・
という流れにすれば実質プレゼンター表示しながら発表ができます!!
しかし、この操作には1つ問題があります。
このディスプレイを切り替えて一時停止させる動作、運なのか回線なのか原因は分かりませんがたまに画面が欠けたりしてバグった表示になります。
それは避けたいので今回、
画面操作はスライドのページ送り以外不要であること
1つの画面内でできること
この2つのレギュレーションを設けました。
最終手段
MacにはSplit Viewと呼ばれる標準の画面分割機能があります。
始めは画面共有はディスプレイごとに行われるものだから無理と思ってましたが、
ウインドウを分けて スライド画面のみ画面共有 して別モニターの方にプレゼンター表示を映しておくこと
これができるということを思い出して、ディスプレイ分割した状態でスライド画面のみ画面共有することができないか検証してみたところ、なんとできました。
また、Zoomの画面共有の仕様でもあったとおり、別ウインドウでもプレゼンター表示側からページを切り替えたらページはちゃんと変わってくれました。
これで、視聴側はスライド画面のみ見えて、発表者側はスピーカーノートが見れる擬似的なプレゼンター表示ができました。
最後に
HDMI一本つなげるだけでできていた発表者ツールがリモート環境下でやり方が分からなくなって、カンペが必要なレベルの発表のときはPCは全画面を共有しつつスマホにカンペをメモしておき、パソコンに並べて置いて見ながら発表するというなんともアナログなやり方をこれまでしていましたが、このやり方で解決するのでよかったです!
もしこれから発表する機会がある方、ぜひ参考にしてみてください!
(他に良い方法を知っている方いましたら教えて欲しいです!