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SpaceFNで実現するホームポジション最強化【概念編】

Last updated at Posted at 2026-01-27

📝 はじめに

この記事で書くこと

この記事では、SpaceFN(スペースファンクション) というキーボードレイアウト技術の基本概念について解説します:

  • SpaceFNの基本的な仕組みと歴史
  • なぜSpaceFNが優れているのか(メリット・デメリット)
  • どんな人におすすめか

対象読者

  • 60%キーボードユーザーで、矢印キーやファンクションキーへのアクセスを改善したい方
  • ホームポジションから手を動かさずに効率的に作業したい方
  • プログラマブルキーボード初心者で、実用的なカスタマイズから始めたい方
  • キーボードの生産性向上に興味がある方

前提知識

  • 特別な前提知識は不要です
  • QMK/VIA対応キーボードをお持ちの方はすぐに実践できます(Part 2で解説)
  • 通常のキーボードでもソフトウェアで実現可能です

🎯 背景・動機

なぜSpaceFN

60%キーボードとは、フルサイズキーボードからテンキー、ファンクションキー行、矢印キー、ナビゲーションキー(Home/End/PageUp/PageDown)を省いた、
約60%のキー数で構成されるコンパクトなキーボード。
省スペースで美しいデザインが魅力ですが、矢印キーやファンクションキーへのアクセスに課題がある。

  • 矢印キーが遠い: 右下隅まで手を伸ばす必要がある
  • Fnキーとの組み合わせが面倒: 2つのキーを同時押しする必要がある、Fnキーの位置が問題
  • ホームポジションが崩れる: 頻繁に手の位置を移動させる必要がある

SpaceFNの魅力

分割キーボードやエルゴノミクスキーボードに興味を持ち調査していたところ、「スペースバーを多目的キーとして活用する」 というSpaceFNを見つけました。

高価な専用キーボードを買わなくても、今使っているキーボード、
ノートPCのキーボードでも設定だけで生産性を向上できるという点に魅力を感じ、導入を決めました。

SpaceFNとは

SpaceFNは2013年にspiceBarによって提案されたキーボードレイアウトの概念で、スペースバーを多目的キーとして活用するアイデアです。

基本コンセプト

スペースバーを二重機能キーにして、短押しと長押しで異なる動作をさせる

  • 短押し(タップ): 通常通りスペース文字を入力
  • 長押し(ホールド): 新しいレイヤーを有効化

このシンプルなアイデアが、キーボードの使い勝手を根本から変えます。

SpaceFN実装時のレイヤー

スペースを押しながら右手のホームポジション付近で:

  • IJKL: 矢印キー(↑←↓→)
  • UO: Home/End
  • HN: PageUp/PageDown
  • 数字行: F1〜F12キー

なぜSpaceFNが優れているのか

メリット

ホームポジションから手を動かさない

  • すべての重要な機能が指の届く範囲に

両手の親指で利用可能

  • 左右どちらの親指でもスペースバーを押せるため、任意のキーと組み合わせ可能

学習コストが低い

  • 基本レイアウトは標準のまま、追加機能として習得

すべてのキーボードで使える

  • プログラマブルキーボード不要、ソフトウェアで実現可能

標準キーキャップが使える

  • 特殊なキー配置ではないため、交換用キーキャップの入手が容易

分割キーボードの代替として機能

  • エルゴノミクスキーボードのサムクラスター的な使い方が可能

デメリット

スペースバーの自動リピートが効かない

  • 長押しでレイヤー切り替えになるため連続スペースは入力不可
  • 対策: SpaceFNレイヤーに別のスペースキーを配置(例: Space+B)

スペース入力がキーリリース時に登録される

  • タップか長押しかを判断するため、わずかな遅延が発生
  • 通常の使用では気にならないレベル

どんな人におすすめか

SpaceFNは以下のような方に最適です:

✅ 60%キーボードを使っているが、矢印キーが遠いと感じる
✅ ホームポジションから手を動かしたくない
✅ プログラマーやライターで、ナビゲーションキーを頻繁に使う
✅ 複数のキーボードを使い分けるため、標準レイアウトを維持したい

(実践編)へ

概念編はここまでです。実践編では、以下の内容を解説します:

  • SpaceFNの具体的な設定方法
    • QMK/VIA/Vial対応キーボードでの設定
    • Windows/macOS/Linux向けソフトウェアでの実装
  • 実践的なレイアウト例
    • オリジナルレイアウト、拡張版、Vimスタイルなど
  • 実行結果とつまずきポイント
    • 実際の使用感と回避策
  • まとめと次のステップ
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