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Node.jsでLINEBOTを作ってみた③ 〜フォローしたら挨拶するBOTまで〜

Last updated at Posted at 2021-03-27

#はじめに

前回までのあらすじは下記を参照してください。

パート①はこちら

今回の目標はLINE公式アカウントをフォローしたら
挨拶が返ってくるまでの実装を目指します!!

##@line/bot-sdkのインストール
LINEBOTをnode.jsで使うには、@line/bot-sdkというライブラリが必要となります。

**「SDK」**とは?
→ソフトウェア開発キットのことで、少ない労力でソフトを開発できるように
プログラムやサンプルコードなどをパッケージ化したものです。

開発をよりスムーズにしてくれるものだと思ってください。

step1:ターミナルで@line/bot-sdkをインストール

ターミナル.
$ npm i @line/bot-sdk

package.jsonのdependenciesに以下のように@line/bot-sdkがあればおけい!!

package.json
"dependencies": {
    "@line/bot-sdk": "^7.2.0",
    "express": "^4.17.1",

step2:package.jsonを修正していきます。

package.json
{
  "name": "hogemarukun",
  "version": "1.0.0",
  "description": "hogemarukun",
  "engines": {
    "node": "12.x",
    "npm": "6.x"
  },
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "start": "node index.js",
    "test": "node test.js"
  },
  "author": "hogemaruchan",
  "license": "ISC",
  "dependencies": {
    "@line/bot-sdk": "^7.2.0",
    "express": "^4.17.1",
  }
}

enginesの追加とscriptsの中身を変え、
nodeやnpmは指定のバージョンで使いますよ〜という宣言です。
バージョンの確認はターミナルで以下のように確認してください。

ターミナル.
$ node -v
  v12.18.1

$ npm -v
  6.14.7

私が使用したバージョンがnode v12.18.1 npm 6.14.7なので
node 12.x npm 6.xと宣言しました。

##コーディング
step1:ディレクトリ直下にindex.jsを作成!

step2:コードの追加

index.js
const express = require('express');
const app = express();
const line = require('@line/bot-sdk');
const PORT = process.env.PORT || 5000

const config = {
   channelAccessToken:process.env.ACCESS_TOKEN,
   channelSecret:process.env.CHANNEL_SECRET
};

const client = new line.Client(config);

app
   .post('/hook',line.middleware(config),(req,res) => lineBot(req,res))
   .listen(PORT,() => console.log(`Listening on ${ PORT }`));

グローバル変数で"express"と"@line/bot-sdk"のライブラリを読み込み、expressは"app"という命名でしておきます。

次のconfigオブジェクトは@line/bot-sdkに渡してあげる設定値のようなものです。

LINE公式アカウントを作成した時にチャンネルアクセストークンチャンネルシークレットをここで使います。

この2点はそのまま記述するとセキュリティ上NGなのでHerokuの環境変数に書き込みを行います。

step3:Heroku環境変数への書き込み

ターミナル.

$ heroku config:set ACCESS_TOKEN=xxx --app 作成したアプリ名
$ heroku config:set CHANNEL_SECRET=yyy --app 作成したアプリ名

xxxにチャンネルアクセストークン
yyyにチャンネルシークレット
アプリ名にはHerokuアプリ名を入力してください。

これで環境変数の設定は完了です!

##lineBot関数のコーディング
step1:コードの追加

index.js
const lineBot = (req, res) => {
  res.status(200).end();
  const events = req.body.events;
  const promises = [];
  for (let i = 0; i < events.length; i++) {
    const ev = events[i];
    switch (ev.type) {
      case 'follow':
        promises.push(greeting_follow(ev));
        break;
    };
     console.log(ev);
  };
   Promise
       .all(promises)
       .then(console.log('all promises passed'))
       .catch(e=>console.error(e.stack));
}

eventsをfor文でevに分解しておりますが、実際のevの中身は下記のようになります。

step2:heroku logs --tailで状況確認

ターミナル.
$ heroku logs --tail  //====ターミナルにこのコマンドを入力====//

step3:events内容の確認
ここで作成した公式LINEアカウントを自身のスマートフォンでフォローしてみてください。
すると以下のように表示されると思います。

ターミナル.
{
type: 'follow',
replyToken: 'xxxxxxxxxxxxx',
source: { userId: 'yyyyyyyyyyyy', type: 'user'},
timestamp: 1616834333031,
mode: 'active'
}

typeはイベントの種類を表し、今回は公式アカウントをフォローされた事を意味するfollowです。他にも、messageやpostbackなどあります。公式ドキュメント

switch文でev.typeを分けています。現在はフォローされた時のイベントしか実装していませんが、今後追加していきます。

確認がとれたら、せっかくフォローしたのに申し訳ないのですがアカウントをブロックしておいて下さい。次のフォローされた際のメッセージを返すイベントの時に必要になります。

##greeting_follow関数のコーディング
step1:コードの追加

index.js
const greeting_follow = async (ev) => {
  const profile = await client.getProfile(ev.source.userId);
    return client.replyMessage(ev.replyToken, 
     {
       "type": "text",
       "text": `ういー、${ profile.displayName }さん、フォローあざまーすっ!\uDBC0\uDC84`,
  });
}

非同期通信でprofileを取得していくのでasync/awaitを使います。

"text"の**\uDBC0\uDC84**はちょっとした遊びで付けてみました!!参考にした記事はこちら

##Herokuへデプロイ

前回に私はhogemarukunというHerokuアプリ名を作成しました。
このアプリをデプロイしたいと思います。

step1:Herokuへログインからリポジトリの紐付け

ターミナル.

$ heroku login  //=====このコマンドでHerokuへログインできる=====//

$ git init  //=====リポジトリの初期化と新規作成=====//

$ heroku git:remote -a 作成したHerokuアプリ名

私の場合アプリ名は、hogemarukunです。

step2:Herokuへデプロイ

ターミナル.
$ git add .

$ git commit -m "initial commit"

$ git push heroku master

デプロイに成功すると以下のような表示がされると思います。

ターミナル.
remote: -----> Build succeeded!
remote: -----> Discovering process types
remote:        Procfile declares types     -> (none)
remote:        Default types for buildpack -> web
remote: 
remote: -----> Compressing...
remote:        Done: 23.1M
remote: -----> Launching...
remote:        Released v8

step3:メッセージの確認

表示の確認がとれたら、先ほどブロックした公式アカウントのブロックを解除してみてください。

するとメッセージが返ってきているのではないでしょうか?

もし返ってこなければ、自身のスマートフォンから公式アカウントを削除して再度LINEDeveloperからQRコードを読み取ってみましょう。

#おわりに
ここまででフォローから挨拶を返すまでのBOTの作成となります!
参考になれば幸いです。
ありがとうございました!!!

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