JP_Stripes What's newとは?
Stripeのユーザーコミュニティ"JP_Stripes"で、2-3か月に1回の頻度で開催している、オンラインミートアップの1つです。
Stripeで直近にリリースされた新サービス・新機能について、30分程度で網羅的に紹介するセッションを行っています。
配信は2022/1現在、Facebookグループ内で行われています。
視聴・参加にはグループへの参加が必要ですので、ご注意ください。
2021/11-12のStripe Update Pickup
前回のStripe What's new以降にあったアップデートのうち、日本のユーザーへの影響がありそうなものをピックアップしました。
機能追加・軽微な更新
Customer Portal for Invoicing
- Billingを利用していなくても、Customer Portalが利用可能に
- Invoice(請求書)を利用した決済が対象(PaymentIntentは対象外)
- できること
- 請求書の履歴確認とPDFダウンロード
- 未完了な請求書の決済操作
- 顧客の請求先情報の更新
Checkoutでの配送方法・料金選択機能
- Checkoutでの決済ページに「配送方法」選択画面が追加可能になります
- 配送方法はDashboardまたはAPIから事前に登録が必要です
- 予定配送日時と配送料金・税金の処理が指定できます
- Webhookで配送方法データを取得することができます
- フルフィルメントシステムと連携する実装などにつかえます
- 定期課金やPaymentLinksには現状対応していません
ElementにReadOnly / RTLモード追加
アラビア語圏向けの「右から左表記」をサポートするためのプロパティが追加されました。
また、処理中などの理由で入力内容を一時的に変更できなくするためのreadOnly
も設定できるようになります。
iOS/Android SDKでCardScanをサポート
カード情報を読み取りする機能を、Stripe SDKがサポートしました。
詳細については、それぞれのSDKをご確認ください。
https://github.com/stripe/stripe-ios/tree/master/StripeCardScan
https://github.com/stripe/stripe-android/tree/master/stripecardscan
新サービス
新しく日本で利用できるようになったサービスを紹介します。
Stripe Tax
Taxは、取引にかかる付加価値税の計算と徴収・集計を自動化するサービスです。
12月より日本の消費税のサポートを開始し、日本ユーザーが利用できるようになりました。
税率の判定は、購入・契約者の住所またはIPアドレスを利用します。
それぞれのデータをもとに、「納付すべき国の、該当する税率」を自動計算し、決済金額への反映も行います。。
設定はダッシュボード上での設定操作が中心で、コード側では1行設定を追加するだけで有効化できます。
プレビュー募集中
現在ドキュメントサイトなどでプレビュー申請を募集している機能を紹介しました。
Test clock (Stripe Billing)
Billingで作成したサブスクリプションの時間経過をシミュレートするためのAPIです。
半期毎や年額など、期間の長い契約のテストを簡単にすることができます。
Search API
Stripeのデータを柔軟に検索することができるAPIです。
Checkoutでのクロスセル
Checkoutの決済ページに、ダッシュボードで登録した商品をレコメンドする画面を追加できます。
その他
Stripe Checkout Demo update
定期課金でのアップセルや発送方法の選択・電話番号入力機能などをデモできるようになりました。
組み込み時やデザインを検討する際に、実際にコードを書く必要なく画面表示をチェックすることができます。
Invoicingを利用したNo Codeクイックスタートガイド
Stripeでメールを利用したNoCodeで請求を行う方法についてまとめたクイックスタートガイドを公開しました。
Stripe CLIのブラウザテスト機能
Stripe CLIをインストールすることなく、試すことができます。
Dashboardにログインしている状態で上のURLにアクセスすると、「オンラインで試してみる」ボタンが表示されます。
クリックすると、ブラウザ上でCLIを試す画面が起動します。
コマンドヒントも表示されますので、事前知識がなくても試すことができます。
実行結果はJSONで表示されますが、読みやすく整形されており、内容をコピーするためのボタンなども用意されています。
Stripe Developer blog in Qiita
QiitaでStripeを利用した開発に関するコンテンツの配信を開始しました。
当面の間は、以下のようなテーマで週2〜3記事を予定しています。
- 機能追加・更新時にその概要を最速で紹介
- CMSやフレームワークでStripeを利用する際のTips
- Stripeのさまざまな製品・機能をユースケースごとに解説
JP_Stripes FBグループに参加して、最新イベント情報をGETしよう!
Stripeのユーザーコミュニティ「JP_Stripes」は、Facebookグループにてユーザー同士のコミュニケーションやオンラインイベントの開催、Stripeによる最新情報のオンライン配信などを行っています。
次回のコミュニティイベント情報などの情報も入手できますので、ぜひご参加ください。