はい。
こんばんわ。
本日3本目の記事です。
AWSとAzureの比較記事書いてますが、AWSの設定がややこしすぎて食傷気味なので別の記事を箸置きのノリで書いていきます。
Azure上のUbuntuにGrid Engine Master Nodeと、Grid Engine Clientをインストールする
なんでMaster NodeとClientをインストールするかというと、Master NodeとしてちゃんとVM自身が動作しているか確認するためにClientをインストールしたいからです。
なぜこの記事を書いたか
ネット上の情報を色々と探しましたが、情報が古くてうまく動かないものが多かったりするのでまとめました。
自身の備忘録の意味合いが強いですね。
実際のコマンド
大事な部分は11行くらいです。
sudo apt update -y
sudo apt upgrade -y
sudo apt autoremove -y
sudo apt install -y cpp
sudo apt install -y gridengine-client
mkdir download
cd download
wget http://ftp.debian.org/debian/pool/main/g/gridengine/gridengine-client_8.1.9+dfsg-9_amd64.deb
ls
mkdir gec
dpkg -X gridengine-client_8.1.9+dfsg-9_amd64.deb gec
cd gec/usr/lib/gridengine
sudo cp libspoolb.so libspoolc.so spooldefaults.bin /usr/lib/gridengine
cd ~
sudo apt install -y gridengine-qmon gridengine-exec gridengine-master
これでOKです。
ポイント1
ちょっとだけ解説すると5行目の
sudo apt install -y gridengine-client
の後に出てくるメール設定とSGEの自動設定、SGEセル名、SGEマスターホスト名の設定です。
設定項目名 | 設定値 |
---|---|
メール設定の一般形式 | 設定なし |
SGEの自動設定 | はい |
SGEセル名 | default |
SGEマスターホスト名 | VM自身のホスト名 |
はい。
これくらいですかね。
ポイント2
インストールされるGrid Engine Clientにいくつかの.soファイル(ソースオブジェクト)と.binファイル(バイナリーファイル)が不足しているのでこれもwgetで取得し、別途ライブラリフォルダ(/usr/lib/gridengine)にコピーします。
ポイント3
最後に
sudo apt install -y cpp
これですかね。
このコマンドの直後の
sudo apt install -y gridengine-client
で依存関係が解決されていないようで、本来は自動でインストールされていて欲しいところですが、されていません。
なので事前に手動でインストールしておきます。
そして最後に必ず
sudo reboot
としてください。
これでOKです。
今回はこれまで。