以前の記事で最後に少しだけ記載しているWindows Server 2025でSysprepをかけて初期化しクローンして利用する場合に出現するバグの追加報告です。
やはりエクスプローラー機能が使えません。
3回やってみて3回とも再現しました。
といってもまだ3回なので全然少ないのですが、状況を記載します。
Sysprep をかけてみる
Sysprepそのものは問題なく実施できます。
Sysprep をかけたイメージを複製し、初期セットアップを行う
ここも問題なく進められます。
クローン
初期セットアップ画面
起動後、タスクバーが表示されない
Explorer機能が使えない
Windows キー
+ E
での起動するエクスプローラーが上がってこず、画面が一瞬真っ黒になり何事もなかったかのようにデスクトップが表示されます。
Windows キー
+ R
で起動させるファイル名 を指定して実行
は起動するので、Windows キー
そのものはRDP経由でKVMのコンソールに届いていて処理できているのは間違いないです。
ファイル名 を指定して実行
にexplorer.exe
と打ち込んでエクスプローラーを起動しようとしても
Windows キー
+ E
と同じく一瞬真っ黒になり何も起きません。
Windows Updateすると復活するかもと思い
ファイル名を 指定して実行
にms-setting:about
と打ち込んでもエラーが返ってきて設定画面が起動せず、Windows Updateもできませんでした。
ファイル名を 指定して実行
にms-setting:windowsupdate
と打ち込んでも同様のエラーが返ってきます。
各種設定をコマンドベースでやってみたらちゃんと動くんじゃないの?
これは試してみたいんですが今のところまだ実施していません。
仮にこの方法でうまくいったとしても、そもそもSysprepからクローンしたWindows Server 2025はExplorerが起動しない状態なので、「Microsoftの設計通り正しく動作していたのか?」という根本的な疑義が解消されません。
知的好奇心を満たすための検証であれば良いのでしょうが、エンタープライズ向けに利用することを前提に考えるとこのような根本的な疑義が解消されない環境を提供すべきではなく、勿論検証しても意味がないので現時点ではここをゴリゴリ深堀しようとは思っていません。
本日はここまで。