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Google Analytics4のデータを生成AIで分析する。

Last updated at Posted at 2025-09-06

はじめに

元々、デジタルマーケティングをやってましたが、常に最新化されるGoogle Analyticsの画面上で分析するのは面倒でした。
ダッシュボードを作成して、何か気になるデータを見つける作業などをしていました。

そんな大変だった作業ですが、2025年7月、Googleがついに Google Analytics MCP Server を発表しました!
これにより、生成AIでGoogle Analytics4データを取得/分析ができるようになりました。

たとえば、「昨日のユーザー数は?」「先月比でアクセス数はどう変化した?」と投げかけるだけで、生成AIがデータを取得・分析してくれます。これは本当に革命的です!

当時、こんな技術があったらなぁ〜ってしみじみ感じたので、早速試してみました。

技術

  • Claude desktop
  • Google Analytics MCP Server
  • Google Analytics4(どこかのサイト。今回は、コーポレートサイトでやってみた。)

注意:node.js、Claude Desktopのインストールは省略します。

設定までのざっくり手順

  1. Google Cloud プロジェクトの作成
  2. Google Analytics Data APIの有効化
  3. サービスアカウントの作成
  4. 鍵ファイルのダウンロード
  5. GA4に権限の付与
  6. GA4からプロパティIDの取得
  7. Claude Desktopでの設定

1. Google Cloud プロジェクトの作成

まず、Google Cloudのアカウントを作成します。
下記の手順がわかりやすいです。すでに作成済みの場合は、そのまま利用しましょう。

ハマったところ

Google Analyticsの権限がGoogle Workspaceで、Google Cloud Platformの権限がONになっていなかったため、プロジェクトを作成することができませんでした。気をつけましょう。

image.png

プロジェクトの作成

Google Cloudロゴの右側にあるボックスをクリックして、「新しいプロジェクト」を選んでください。
それで、プロジェクト名を入れて、「作成」しましょう。
image.png

作成したら、プロジェクトに移動します。
image.png

2. Google Analytics Data APIの有効化

左側のメニューから「APIとサービス」>「ライブラリ」を選択
image.png

検索ボックスで「Google Analytics Data API」と入れて探す。
image.png

Google Analytics Data APIを選択して、「有効にする」。
image.png

3. サービスアカウントの作成

左上のナビゲーションメニューから「IAMと管理」>「サービスアカウント」を選択
image.png

「+サービスアカウントを作成」を選択
image.png

サービスアカウント名を入れて、「作成して続行」
image.png

権限は、閲覧者を設定した。(しなくても良さそうだが、前動かなかったので。。。)
STEP3はそのまま省略し「完了」を押します。
image.png

4. 鍵ファイルのダウンロード

サービスアカウント名(claude-ga4 以下略)のメールの部分を選択。
image.png

上部メニューから「鍵」を選択し、ページ下部にある「キーを追加>新しい鍵を作成」を選択
image.png

JSON形式を選び「作成」
作成されたファイルが自動でダウンロードされるので、大事に置いておきましょう。
image.png

5. GA4に権限の付与

サービスアカウント名(claude-ga4 以下略)のメールアドレスに、GA4で権限を付与する
プロパティを選択し、「管理>プロパティのアクセス管理」を選択
image.png

GA4で適切な権限を付与しましょう。私は「アナリスト」権限を付与。
image.png

6. GA4からプロパティIDの取得

管理>プロパティ>プロパティの詳細を選択
右上に表示されているプロパティ IDをコピーしてください。
image.png

7. Claude Desktopでの設定

Claude Desktopがインストールされたら起動をして、MCPサーバを設定します。
「claude_desktop_config.json」というファイルを編集し、下記の情報を追加します。

{
    "mcpServers": {
        "google-analytics": {
            "command": "npx",
            "args": ["-y", "mcp-server-google-analytics"],
            "env": {
                "GOOGLE_CLIENT_EMAIL": "your-service-account@project.iam.gserviceaccount.com",
                "GOOGLE_PRIVATE_KEY": "-----BEGIN PRIVATE KEY-----\nYOUR_PRIVATE_KEY_HERE\n-----END PRIVATE KEY-----",
                "GA_PROPERTY_ID": "123456789"
            }
        }
    }
}

三箇所のプロパティを差し替えます。

A)GOOGLE_CLIENT_EMAILの部分を権限付与したメールアドレスにします。

B)GOOGLE_PRIVATE_KEYの部分をSTEP5で作成したJSONファイル内にあるprivate_keyと差し替えます。

“—–BEGIN PRIVATE KEY—–\nYOUR_PRIVATE_KEY_HERE\n—–END PRIVATE KEY—–“

“—–BEGIN PRIVATE KEY—–\nxxxx(中略)xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx=\n—–END PRIVATE KEY—–\n

C)GA_PROPERTY_IDの部分をプロパティIDと差し替えます

ファイルを保存し、Cluade Desktopを閉じてください。
※しっかり終了しないとダメなので、タスクマネージャーでも確認し、残っている場合は、「タスクの終了」をしましょう。

完成

後は「新規チャット」を開き、日本語で指示をしてみましょう。

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