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【UiPath】macOS版 Studio Desktop インストール手順

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Last updated at Posted at 2026-10-07

はじめに

2026年10月1日に UiPath Studio Desktop の macOS 版が パブリック プレビューとしてリリース されました。
これまで Studio Desktop は Windows 専用のアプリケーションでしたが、今回のリリースにより、Mac 上でクロスプラットフォーム オートメーションの設計・実行・デバッグ、および Orchestrator へのパブリッシュが行えるようになりました。

本記事では macOS 版 Studio Desktop をインストールし、macOS の権限設定と Automation Cloud へのサインインを行い、ワークフローのプロジェクトを作成する手順について説明します。

本記事の内容は 2026年10月時点のパブリック プレビュー版に基づいています。正式リリースまでに仕様や画面が変更される可能性があります。

macOS版Studio Desktopとは?

macOS 版 Studio Desktop は、Apple シリコン搭載の Mac 上で動作する UiPath Studio です。主な特徴は次の通りです。

  • Mac 上でクロスプラットフォーム プロジェクトの設計・実行・デバッグが可能
  • macOS ネイティブアプリとブラウザー (Chrome, Edge, Safari) 操作による Web サイト / アプリの自動化が可能
  • 作成したワークフローのプロジェクトを Orchestrator へNuGetパッケージとしてパブリッシュし、他の Macへデプロイして実行可能
  • ショートカットは macOS 標準に合わせて Command ⌘ キーベース (例: デバッグ ⌘R、実行 ⌃⌘R、コマンド パレット ⇧⌘P)

対応しているのはクロスプラットフォーム プロジェクトのみです。Windows / Windows レガシープロジェクトは macOS 版 Studio では開けません。

前提条件

インストールには次の環境が必要です。

  • Apple シリコン搭載の Mac (M1 以降)
    • Intel プロセッサ搭載の Mac は非対応です。
  • macOS 14 Sonoma 以降
  • 8 GB 以上の空きディスク容量
  • 管理者権限 (全ユーザー向けにインストールする場合)
  • UiPath Automation Cloud の組織アカウント (インストーラーのダウンロードとサインインに使用)

2026年10月2日現在ではCommunity版のAutomation Cloudのダウンロードセンターよりダウンロード可能です。今後Enterprise版にも順次展開されるものと思われます。

インストール手順

1. インストーラーのダウンロード

Automation Cloud のダウンロードセンターから macOS 用のインストーラー パッケージをダウンロードします。

  1. ブラウザーで UiPath Automation Cloud にサインインします。

  2. 画面右側から[ダウンロード センター]を開きます。

    01.png

  3. Community Edition on macOS の [ダウンロード] をクリックします。

    02.png

  4. ダウンロード フォルダーにインストーラー パッケージ(.pkg)が保存されたことを確認します。

    03.png

2. インストーラーの実行

ダウンロードしたインストーラーを起動し、画面の指示に従ってインストールします。

  1. Finder でダウンロードしたインストーラー パッケージをダブルクリックして開きます。

  2. 「UiPath Connected Updater のインストーラー」ウィンドウが表示されたら、内容を確認して次へ進みます。

    04.png

  3. インストール先の選択画面で、インストール先を確認します。既定では Mac の すべてのユーザー向け にインストールされます。

    05.png

  4. [インストール]をクリックします。

    06.png

  5. 管理者のユーザー名とパスワード (または Touch ID) の入力を求められたら、認証します。

  6. パッケージスクリプトが実行され「UiPathへようこそ」の画面が表示されます。ライセンス規約に同意して [インストール] をクリックします。

    07.png

  7. 完了画面が表示されたら[閉じる]をクリックします。

    08.png

管理者権限がない場合や、自分のアカウントだけにインストールしたい場合は、インストール先の選択画面で[自分専用にインストール]を選択します。

3. インストール結果の確認

インストールが完了すると、アプリケーション フォルダーに Studio と Assistant が追加されます。

  1. Finder で[アプリケーション]フォルダーを開きます。

  2. UiPath Studio と UiPath Assistant が追加されていることを確認します。

    09.png

4. macOSの権限設定

UiPath のオートメーションが他のアプリケーションを操作するには、macOS のプライバシー設定で権限を許可する必要があります。
権限は[システム設定]>[プライバシーとセキュリティ]で設定します。

権限 必要性 用途
アクセシビリティ 必須 他のアプリケーションの UI を操作する
画面収録とシステムオーディオ録音 任意 スクリーンショットや画像認識を利用する
オートメーション 任意 特定のアプリケーションを制御する (初回操作時に許可を求められます)
フルディスクアクセス 任意 保護されたフォルダーのファイルを扱う
マイク 任意 音声関連の機能を利用する

ここでは必須の[アクセシビリティ]と、推奨の[画面収録とシステムオーディオ録音]を設定します。

  1. Apple メニューから[システム設定]を開きます。

  2. サイドバーで[プライバシーとセキュリティ]をクリックします。

    10.png

  3. [アクセシビリティ]をクリックし、一覧の UiPath 関連の項目 (UiPath Assistant や UiPath UIAutomation) をオンにします。

    • 一覧に表示されていない場合は、[+]をクリックして追加します。

    11.png

  4. [プライバシーとセキュリティ]に戻り、[画面収録とシステムオーディオ録音]をクリックして、同様に UiPath 関連の項目をオンにします。

    12.png

  5. アプリの再起動を求められた場合は、指示に従って再起動します。

5. Assistant でのサインインと Studio の起動

最後に Assistant から Automation Cloud にサインインし、Studio を起動します。

  1. アプリケーション フォルダー (または Launchpad) から UiPath Assistant を起動します。

    • 初回起動時に「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです」という確認が表示された場合は、[開く]をクリックします。
  2. [サインイン]をクリックします。

  3. 既定のブラウザーが開くので、Automation Cloud のアカウントでサインインし、Assistant にリダイレクトします。

  4. アプリケーション フォルダー (または Launchpad) から UiPath Studio を起動します。

    • 初回起動時に「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです」という確認が表示された場合は、[開く]をクリックします。
  5. Studio のスタート画面が表示され、サインイン状態になっていることを確認します。

    15.png

Studio が正常に起動できない場合には、Automation Cloud サインインユーザーに Automation Developer などのライセンスが割り当てられていることをご確認ください。

以上で、macOS 版 Studio Desktop を利用する準備が整いました。

ワークフロープロジェクトの作成

  1. ワークフローを開発するには、[スタート]>[新しいプロジェクト]>[プロセス]にて新規作成するか、既存プロジェクトを選択します。

    16.png

  2. UI Automation 関連のアクティビティでは選択ヘルパーにてセレクターを取得できます。

    19.png

  3. デバッグ実行は Windows版 と同様に実行できます。

    20.png

各種設定

  1. ブラウザー拡張機能は[ツール]>[UiPath 拡張機能]にてインストール / アンインストールを行います。

    17.png

  2. 各種設定は[設定]画面にて行います。

    18.png

アンインストール手順

macOS 版 Studio Desktop をアンインストールする場合は、インストーラーと一緒に配置されるアンインストールスクリプトをターミナルから実行します。

公式に案内されているアンインストール方法はこのスクリプトです。Studio と Assistant のほかに自動更新のコンポーネント (UiPath Connected) も配置されているため、アプリをゴミ箱に移動するのではなく、スクリプトでアンインストールしてください。

1. Studio と Assistant の終了

アンインストールの前に、起動中の UiPath アプリケーションを ⌘ + Q またはメニュー バーから終了します。

  1. UiPath Studio が起動している場合は、メニュー バーの[UiPath Studio]>[UiPath Studio を終了]で終了します。
  2. メニュー バーに UiPath Assistant のアイコンが表示されている場合は、Assistant も終了します。

2. アンインストール スクリプトの実行

ターミナルでアンインストール スクリプトを実行します。

  1. Finder で[アプリケーション]>[ユーティリティ]を開き、[ターミナル]を起動します。

  2. インストールの種類に応じて、次のコマンドを実行します。

すべてのユーザー向けにインストールした場合

sudo "/Applications/UiPath Connected/Updater/uninstall.sh"

[自分専用にインストール]で自分のみにインストールした場合 (sudo は不要)

"$HOME/Applications/UiPath Connected/Updater/uninstall.sh"
  1. sudo を付けて実行した場合は、Mac のログイン パスワードの入力を求められます。パスワードを入力して return キーを押します(入力中の文字は表示されません)。

  2. スクリプトが終了するまで待ちます。

    21.png

3. アンインストール結果の確認

Studio と Assistant が削除されたことを確認します。

  1. Finder で[アプリケーション]フォルダーを開きます。
  2. UiPath Studio、UiPath Assistant、UiPath Connected が表示されていないことを確認します。
  3. 必要に応じて、[システム設定]>[プライバシーとセキュリティ]の[アクセシビリティ]や[画面収録とシステムオーディオ録音]に UiPath 関連の項目が残っていないか確認し、残っている場合は選択して[−]で削除します。

既知の制限事項

パブリック プレビュー時点では、主に次の制限があります。

  • 作成・編集可能なワークフローのプロジェクトは クロスプラットフォーム プロジェクトのみ です (Windows / Windows レガシープロジェクトは不可)。
  • UI Automation アクティビティ パッケージは v26.10 以降 が必要です。
  • ブラウザー拡張機能は Chrome、Edge、Safari のみ対応しています。
  • Excel アドイン、SAP Solution Manager、Microsoft Office 修復ツールには対応していません。
  • ソース管理は Git のみ 対応しています (TFS、SVN は非対応)。

最新の制限事項は公式ドキュメントをご確認ください。

おわりに

本記事では macOS 版 Studio Desktop をインストールし、権限設定とサインインを行い、ワークフローのプロジェクト作成と各種設定の手順、およびアンインストール手順について説明しました。
これまで Windows 環境が必要だった Studio での開発を Mac 上で行えるようになり、Mac をメインで利用している開発者でも手元の環境でオートメーションを作成・デバッグできるようになります。
現在はパブリック プレビューのため制限事項もありますが、皆さまもぜひお試しください!

参考

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