対象読者
- 自作のClaudeスキルやプラグインをチームや外部と共有したい人
- 独自のClaudeマーケットプレースを自前で構築したい人
こんな方には向きません
- 既存のマーケットプレースからプラグインをインストールしたい人
- Claude Codeのスキル・プラグインをはじめて作る人
所要時間: 約5分
- 本記事の検証内容は執筆時点(2026年5月)のものです
- 本記事の執筆には生成AIを使用しています
TL;DR
-
.claude-plugin/marketplace.jsonを含むGitリポジトリを用意するだけで自作マーケットプレースが作れます - プラグイン本体のリポジトリは、マーケットプレースのリポジトリとは別で構いません
-
/plugin marketplace add <url>でマーケットプレースを登録、/plugin install <プラグイン名>@<マーケットプレース名>でインストール完了です
環境
- OS: Windows 11 Pro
- Claude Code: 2.1.157
- Git: 2.54.0.windows.1
動機
自作したClaudeスキルをチームメンバーや外部に手軽に配布できる方法を探していました。
Claude Codeのプラグイン機能では、Gitリポジトリをマーケットプレースとして登録でき、/plugin コマンド一発でプラグインをインストールできます。公式マーケットプレースだと公開・非公開の制御が難しいケースもありますが、自前のGitリポジトリを使えば配布範囲を完全にコントロールできます。
実例
マーケットプレースの作り方
マーケットプレースに必要なものは、.claude-plugin/marketplace.json を含むGitリポジトリだけです。
リポジトリ内の配置はこのようになります。
my-marketplace-repo/
└── .claude-plugin/
└── marketplace.json ← これだけあればOK
以下のソースは説明用にコメントを付けていますが、jsonファイルはコメントを許容していません。
実際に動作を確認する際にはコメントをすべて削除する必要があります。
marketplace.jsonのサンプルコードを展開する
{
//
// ここはマーケットプレース自体の情報
//
// /plugin コマンドから呼び出すときの名前(ケバブケース)
"name": "hidao80-plugins",
// マーケットプレースの管理者情報
"owner": {
"name": "hidao80",
"email": "your@email.example"
},
// マーケットプレースの説明文
"description": "hidao80によって開発されたAIコーディングエージェント用のプラグイン。",
//
// ここ以降はスキルなどの各プラグインを列挙する
//
"plugins": [
// ここからが1つ目のプラグイン
{
// インストール時のプラグイン名(ケバブケース)
"name": "post-chatwork",
// バージョン番号。省略可(詳細は後述)
"version": "2026.05.16",
// プラグインの取得元。
// 社内向けにプライベートリポジトリやローカルまたはNASのファイルシステム内にあるリポジトリも指定できる
// 指定方法の詳細は下記
"source": {
"source": "url",
"url": "https://codeberg.org/hidao80/post-chatwork-skill.git"
},
// プラグインの説明文
"description": "Chatworkにメッセージやファイルを投稿するためのスキル。",
// プラグインのウェブページ。省略可
"homepage": "https://codeberg.org/hidao80/claude-plugins/",
// カテゴリー名(例: development / productivity / security など)
"category": "utility",
// 検索やフィルタリングに使われるタグ
"tags": [
"skill",
"notification",
"chatwork",
"auto-post"
]
}
// 2つ目以降のプラグインはカンマで区切って追加
]
}
marketplace.jsonのコピペ用テンプレートを展開する
{
"name": "",
"owner": {
"name": ""
},
"description": "",
"plugins": [
{
"name": "",
"source": {
"source": "url",
"url": "https://"
},
"description": "",
"category": "",
"tags": [
""
]
}
]
}
各フィールドの補足
マーケットプレース自体のフィールド
-
name: ユーザーが/plugin install時に参照する識別子です。ケバブケース(小文字・ハイフン区切り)で指定します -
owner.email: 省略可能です
プラグインエントリの source フィールド
取得元に応じて5種類の指定方法があります。
| 種類 | 指定方法 | 用途 |
|---|---|---|
| 相対パス | "./plugins/my-plugin" |
マーケットプレースと同じリポジトリ内 |
github |
{"source":"github","repo":"owner/repo"} |
GitHubリポジトリ |
url |
{"source":"url","url":"https://...git"} |
任意のGitリポジトリ |
git-subdir |
{"source":"git-subdir","url":"...","path":"..."} |
モノレポの特定ディレクトリ |
npm |
{"source":"npm","package":"@org/plugin"} |
npmパッケージ |
-
version: 設定すると値が変わったときのみ更新、省略するとgitコミットSHAが基準になります -
category/tags: 記述に制限はありません。公式マーケットプレースではdevelopment・security・productivityなどのカテゴリーが使われています
claude plugin validate <json-file> コマンドで構文エラーを公開前に検出できます。
インストール方法
マーケットプレース自体の追加方法
Claude Code上で次のコマンドを実行します。GitHubなら オーナー名/リポジトリ名 の短縮記法も使えます。
GitHubの例
/plugin marketplace add hidao80/claude-plugins
その他のGitリポジトリホスティングサービスの例
/plugin marketplace add https://codeberg.org/hidao80/claude-plugins.git
各プラグインのインストール方法
マーケットプレースを追加したあと、含まれる各プラグインを個別にインストールします。
/plugin install post-chatwork@hidao80-plugins
Claude Codeを起動せずにコマンドラインからインストールする場合(キッティング時など):
claude plugin install post-chatwork@hidao80-plugins
post-chatwork はプラグインの name、hidao80-plugins はマーケットプレースの name です。
ハマりポイント
自作マーケットプレースを構築するときに、私が実際に引っかかった点をまとめます。
-
プラグインはマーケットプレースリポジトリ内になくても良い
marketplace.jsonに記載するプラグインは、それぞれ別のGitリポジトリに置けます。マーケットプレースのリポジトリには.claude-plugin/marketplace.jsonだけあれば十分です。もちろん、マーケットプレースのリポジトリに含めることもできます。 -
複数プラグインがあってもインストールソースのURLはリポジトリ自体を指せば良い
複数のプラグインが同一リポジトリ内にある場合でも、
source.urlにはリポジトリのルートURLを指定するだけですべて認識されます。特定のサブディレクトリを指したい場合はsource.sourceプロパティにgit-subdirタイプを指定します。 -
一部のGitリポジトリホスティングサービスではURL末尾の
.gitが必要Codebergなど一部のサービスでは、
source.urlに.gitを付けないとインストールに失敗することがあります。うまく動かないときはまず.gitの有無を確認してみてください。
おわりに
Claude / Claude Codeはそれ自体もおもしろく便利ですが、周辺環境や拡張方法も充実していてユーザーによる拡張を認めているので工夫するのが楽しいですね。