この記事は約5分で読めます
対象読者
- Claude Codeのスキルを使ったことがある
- Inkscapeがインストール済み
- 記事やブログのOGP画像・SNSシェア画像をサクッと用意したい
こんな方には向きません
- 美しいデザインのバナーを作りたい
- Inkscapeを導入していない、または導入予定がない
- 本記事の検証内容は執筆時点(2026年8月)のものです。
- 本記事の執筆には生成AIを使用しています
TL;DR
- Claude Codeに「social-preview.svg作れ。絵文字はTwemojiベクター」と指示するだけで、Twemojiを使ったSNSシェア用バナーのSVGが生成できます
- 生成したSVGは、Inkscapeのコマンドライン一行でPNGに変換できます
- スラッシュコマンド化しておけば、記事やリポジトリごとに毎回同じ手順を打たずに済みます
環境
- OS: Windows 11 Pro 25H2
- Claude Code: CLI版 2.1.220
- Inkscape: バージョン 1.4.4
実例
Claude Codeにバナーを作らせる
~/.claude/skills/make-social-preview/SKILL.md に、以下のようなカスタムコマンドを用意します。
---
name: make-social-preview
description: social-preview.svg作れ。絵文字はTwemojiベクターにしろ
---
social-preview.svg作れ。絵文字はTwemojiベクターにしろ
これをコマンドとして呼び出すと、Claude Codeがsocial-preview.svgを生成してくれます。
/make-social-preview
ポイントは「絵文字はTwemojiベクターにしろ」という一文です。Twemojiには公式のGitHubリポジトリなどにSVGファイルが公開されており、Claudeに公開されているTwemojiのSVGベクター画像を参照させる狙いです。
絵文字をフォントとして配置すると環境によって表示される字形が変わってしまいます。あらかじめTwemojiのSVGパスとして埋め込んでおくことで、InkscapeでPNG化したときも絵文字が環境依存のフォント絵文字にすり替わらず、意図した見た目のまま出力されます。
InkscapeでSVGをPNGに変換する
生成されたsocial-preview.svgは、Inkscapeのコマンドラインから次の一行でPNGに変換できます。
"C:\Program Files\Inkscape\bin\inkscape.exe" `
--export-filename=social-preview.png `
--export-type=png `
social-preview.svg
--export-filenameで出力先ファイル名を、--export-typeで出力形式を指定しています。Inkscapeを開いてGUIから書き出す手間がなく、ターミナルから叩くだけでPNG画像が手に入ります。
ハマりポイント
- Windows環境では、Inkscapeの実行ファイルパスにスペース(
Program Files)が含まれるため、パスを通していない場合はパスをダブルクォートで囲む必要があります。囲み忘れると'C:\Program' is not recognized...のようなエラーになり、実行に失敗します。 - Claudeが生成するSVGで表示される絵文字をそのまま使うとInkscapeがフォント絵文字として処理してしまい、単色の枠線だけの絵文字として描画される場合があります。Twemojiである必要はありませんが、絵文字相当のベクター画像に置き換える処理が必要です。
まとめ
Claude CodeにSVGバナーの生成を任せ、Inkscapeのコマンドライン一行でPNGに変換する、という二段構えの組み合わせで記事のOGP画像やSNSシェア画像を数分で用意できます。
デザインツールを立ち上げる手間がないぶん、記事を書くたびに気軽にバナーを作れるようになりました。
ChatGPTやGeminiに切り替えなくてもClaude Codeの作業を中断せずバナーまで作り切れるのが、この方法の一番の利点です。
応用例
- CI上で記事公開前に
inkscapeコマンドを自動実行し、PNGバナー生成をパイプライン化する -
skills/make-social-preview/design_*.mdを用意し、記事タイトルやタグに応じて配色や絵文字を自動で変える -
skills/make-social-preview/template_*.mdとしてSVGテンプレートを複数用意しておき、記事の種類(技術記事・雑記など)ごとに出し分ける

