はじめに
Claude Codeを使っていて、こんな経験ないですか?
「このプロジェクト、Bun使ってるから」「回答は日本語で」「コメントはできるだけ少なめで」——毎回セッションを開くたびに同じことを伝えるのが、じわじわ面倒になってきた。
SNSで「auto memoryを使うとセッションをまたいで記憶してくれる」という話を見かけて、試してみました。使いこなしてるというよりまだ探索中ですが、「これは使える」と感じたポイントを正直に書きます。
before / after
まず、auto memoryを使う前後でどう変わるかを図にすると、こんな感じです。
「毎回説明する」という小さな摩擦が、毎日積み重なるとけっこうストレスだったんですよね。
一番伝えたいこと:「コンテキスト設定がゼロになる」
auto memoryのメリットはいくつかありますが、一番の価値はセッション開始時のコンテキスト設定がいらなくなることだと思っています。
具体的にどういうことか。
before:毎回この説明からはじまる
自分:このプロジェクトはTypeScriptでBunを使ってます。
回答は日本語でお願いします。
コードのコメントは最小限にしてください。
では、〇〇を実装したいんですが...
こういう「前置き」を毎回打つのが、地味につらい。
after:次のセッションから前置きがいらない
1回目のセッションで上記を伝えると、Claudeが自動でMEMORY.mdに書き込んでくれます。
# Memory
## プロジェクト設定
- TypeScript / Bun 使用
## コミュニケーションスタイル
- 回答は日本語で
- コードコメントは最小限に
- 簡潔に回答する
次のセッションからは、このファイルが自動で読み込まれるので、いきなり本題から話せます。これが地味に快適です。
「一度言えば、ずっと覚えてくれる」——これだけでも入れる価値あると思います。
設定方法
~/.claude/CLAUDE.md(グローバル設定)に以下を追加するだけです。
## auto memory
あなたには永続的なメモリディレクトリがあります:
`~/.claude/projects/[プロジェクトパス]/memory/`
このディレクトリのMEMORY.mdに、会話から学んだことを記録・参照してください。
### 保存すること
- 繰り返し確認されたパターンや慣習
- ユーザーのワークフロー・ツール・コミュニケーションの好み
### 保存しないこと
- セッション固有の一時的な作業内容
- まだ確認できていない推測
### 明示的なリクエスト
「〇〇を常に使って」「〇〇はしないで」と言われたらすぐに保存する
保存先はプロジェクトごとに自動で作られます。
~/.claude/projects/
└── -Users-yourname-myproject/
└── memory/
└── MEMORY.md ← ここに保存される
ファイルが増えてきたら、トピック別に分けてMEMORY.mdからリンクする運用もできます。
memory/
├── MEMORY.md ← 要点だけ。ここから各ファイルへリンク
├── patterns.md ← コーディングの好み
└── project.md ← プロジェクト固有の情報
ただし MEMORY.mdは200行を超えると読み込まれなくなる ので、定期的に整理するのがおすすめです。
正直な感想
まだ使い始めて日が浅いので「劇的に変わった!」とは言い切れないですが、セッション開始時の前置きがなくなったのはちゃんと実感できています。
気になっている点は、「Claudeがいつ何をメモリに保存したか」が会話の中で見えにくいこと。保存のタイミングがもう少し明示されると安心感が増しそう。
引き続き使いながら、活用法が固まったら続きを書こうと思います。
まとめ
- Claude Codeのauto memoryで、セッションをまたいで記憶が続く
- 最大の価値は「セッション開始時のコンテキスト設定がゼロになること」
-
~/.claude/CLAUDE.mdに指示を書くだけで有効化できる - MEMORY.mdは200行制限があるので整理は定期的に