TRTCの紹介
Tencent Real-Time Communication(TRTC)はTencentが21年間に蓄積したネットワーク及び音声ビデオ技術に基づいて、複数人の音声ビデオ通話と低遅延のインタラクティブライブストリーミングソリューションを提供します。Tencent Cloudサービスを通じて開発者に開放します。TRTCの詳細はこちら
この記事では主に、Tencent Cloud TRTC Demo(Android)をすばやく実行する方法を紹介します。
Demoを1分以内に実行し、30分で音声通話、ビデオ通話、インタラクティブストリーミングソリューションを構築できます。
前提条件
- テンセントクラウドのアカウントを持っていること
- クラウドの営業担当に連絡した上、TRTCの機能を有効していること
環境要件
- 少なくともAndroid 4.1(SDK APIレベル16)と互換性があり、Android 5.0(SDK APIレベル21)以上を使用することをお勧めします
- Android Studio 3.5以降
- APPにはAndroid 4.1以上のデバイスが必要です
コンソールでアプリを作成
TRTCのコンソールをアクセスして、下の図のようにアプリを作成します。
Demo名前は適当な英字でOKです。
SDKとDemoのソースコードをダウンロード
Android、iOS、Webなどの多くのプラットフォームのSDKがありますので、開発にはとても便利です。
今回のAndroidのSDKを使って、説明します。Githubからあるいは直接にZipファイルのダウンロードはOKです。
Demoのソースコードの設定
下の図のように、SDKApIDとSecret Keyを/liteav/debug/GenerateTestUserSig.java
に設定します。
ちょっと注意してもらいたい:今回のdemoがSecret Key(クラウドの認証する為の秘密鍵)をアプリに設定しましたが、実際の運用の時にサーバに設定します。なぜかと言うと、アプリをデコンパイルしてしまうと、第三者にクラウドの認証する為の秘密鍵が漏れてしまいます。Secret Keyを使ってUserSigの生成でクラウドの認証の仕組み及びサーバの設定方法はこちら
コンパイル&実行
コンパイルをすると、実行できます。
実行の結果
- 友達と通話してみました。音質と画質も非常に高いレベルでした。
- 遅延について
二台のスマホでこのStop watch(https://www.estopwatch.net) を同時に映って測ってみました。
遅延は58ms、16msでした。