#目的
Tang-Nanoについて調べていたら、Tang-Nano-9Kと言うボード名が引っ掛かった。
Sipeedの新商品らしい。
◆◆◆ これを買わなくてどうする ◆◆◆
という事で、どう使えるか調べる為に即購入。
購入時には単品は売り切れていたので、1.14インチのLCDを抱き合わせで購入したが、
このLCDどうやって使うのか、チョット謎だ。
#経緯
2019年の終わりごろにはTang-Nanoと言うボードが売り出されていた。
2021年にはTang-Nano-4Kが売り出されれた。
2022年にはTang-Nano-9Kが売り出されていた。
現時点では国内購入先が見当たらなかったので、AliE*にて購入。
※単価1800円(LCD付)に対し、配送料600円はチト疑問だったが。
これでTang-Nanoは3兄弟が揃ったと言う事になる。
※ボード製作元のSipeedではTangシリーズの5番目らしいが、他の2兄弟は何処に居るのかな。
3兄弟には各々特徴が有る。※調べればすぐ出ます。
Tang-Nano-1K 安い
Tang-Nano-4K Mcuを内蔵
Tang-Nano-9K LUTとRAMを増量
#開発環境のインスツールとLicense取得
「Tang Nano、Nano4KのIDEであるGowin EDAインストール(Winのみ)」に詳しく書かれています。
※前回申請時は梨の礫だったが、今回は翌日にライセンスがstrato_license@gowinsemi.comから到着。
Macアドレス記載時にハイフォン無しにしたのが効果有りかも。
LicenseにはEXP_DATEの記載が有るから、1年間有効なのだろう。
#サンプルソフト
下記で動作を確認。
「TangNano-9K-example」
※lcd_led 所持しているLCD(JST-4300-E3V03)の動作クロックが低いので、クロックを半分にして動作確認。
※picotiny HDMI画面表示のみ確認。他にも事前準備が必要なようだ。
之だけでは寂しいので、別途BASICを動かした。
「l80soc_4KBAS」
#BASIC
別にBASICで無ければいけない理由は無いが、何か目に見えるものとして。
「Light8080」上で4KBASIC(altair 4K Basicらしい)を動作。
「Tang-NanoでBasicを動かす」
ハード、ソフト共にTang-Nano-1Kのものを、僅かに変更したら動いた。
※RAM拡張さえしていないので、RAMは8KB(+2KB)しか使っていない。
デバイスマネージャーでCOMを確認し、Teraターム等で接続する、通信速度は115200bps。
#シリアル通信について
Tang-Nano-9Kでは標準装備で、USBシリアル通信が可能。
ボードを接続したときに現れるCOMがFPGAに繋がっている。
IO_LOC "txd" 17;
IO_LOC "rxd" 18;
※wikiでも見つからなかったが、picotinyで記載されてる端子で動作した。
#Programmer問題
Gowin_V1.9.8.03では改善されており、SRAM,Flash,Analyzer共に、問題無く使用出来た。
※V1.9.8.02で治っていたのも知れない。
#感想
容量増量と、追加無しでシリアルが使えるのは嬉しい。
年間Licenseも取得出来るようになっているので、使い勝手も向上している。
過去の資産(?)をこのボードに移植すれば、FPGA利用の敷居が下がるだろう。
その内出て来るのだろうけど、早く回路図を出して頂きたいな。 1.14インチのLCDを使って見たいから。
※既に公開されていました。
なお、上記記載内容は全て無保証であり、各自の責任においてご利用願います。