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Tang-Nano-9KでBasicを動かす

Last updated at Posted at 2022-03-03

#目的
 Tang-Nanoについて調べていたら、Tang-Nano-9Kと言うボード名が引っ掛かった。
 Sipeedの新商品らしい。
 ◆◆◆ これを買わなくてどうする ◆◆◆
 という事で、どう使えるか調べる為に即購入。
 購入時には単品は売り切れていたので、1.14インチのLCDを抱き合わせで購入したが、
 このLCDどうやって使うのか、チョット謎だ。
tn9k.jpg

#経緯
 2019年の終わりごろにはTang-Nanoと言うボードが売り出されていた。
 2021年にはTang-Nano-4Kが売り出されれた。
 2022年にはTang-Nano-9Kが売り出されていた。
 現時点では国内購入先が見当たらなかったので、AliE*にて購入。
  ※単価1800円(LCD付)に対し、配送料600円はチト疑問だったが。
 これでTang-Nanoは3兄弟が揃ったと言う事になる。
  ※ボード製作元のSipeedではTangシリーズの5番目らしいが、他の2兄弟は何処に居るのかな。
 3兄弟には各々特徴が有る。※調べればすぐ出ます。
  Tang-Nano-1K  安い
  Tang-Nano-4K  Mcuを内蔵
  Tang-Nano-9K  LUTとRAMを増量

#開発環境のインスツールとLicense取得
 「Tang Nano、Nano4KのIDEであるGowin EDAインストール(Winのみ)」に詳しく書かれています。
  ※前回申請時は梨の礫だったが、今回は翌日にライセンスがstrato_license@gowinsemi.comから到着。
  Macアドレス記載時にハイフォン無しにしたのが効果有りかも。
 LicenseにはEXP_DATEの記載が有るから、1年間有効なのだろう。

#サンプルソフト
 下記で動作を確認。
  「TangNano-9K-example
  ※lcd_led 所持しているLCD(JST-4300-E3V03)の動作クロックが低いので、クロックを半分にして動作確認。
  ※picotiny HDMI画面表示のみ確認。他にも事前準備が必要なようだ。
test_prg.jpg

 之だけでは寂しいので、別途BASICを動かした。
  「l80soc_4KBAS

#BASIC
 別にBASICで無ければいけない理由は無いが、何か目に見えるものとして。
 「Light8080」上で4KBASIC(altair 4K Basicらしい)を動作。
 「Tang-NanoでBasicを動かす
 ハード、ソフト共にTang-Nano-1Kのものを、僅かに変更したら動いた。
  ※RAM拡張さえしていないので、RAMは8KB(+2KB)しか使っていない。
 デバイスマネージャーでCOMを確認し、Teraターム等で接続する、通信速度は115200bps。
RUN_BAS.jpg

#シリアル通信について
 Tang-Nano-9Kでは標準装備で、USBシリアル通信が可能。
 ボードを接続したときに現れるCOMがFPGAに繋がっている。
  IO_LOC "txd" 17;
  IO_LOC "rxd" 18;
  ※wikiでも見つからなかったが、picotinyで記載されてる端子で動作した。

#Programmer問題
 Gowin_V1.9.8.03では改善されており、SRAM,Flash,Analyzer共に、問題無く使用出来た。
  ※V1.9.8.02で治っていたのも知れない。

#感想
 容量増量と、追加無しでシリアルが使えるのは嬉しい。
 年間Licenseも取得出来るようになっているので、使い勝手も向上している。
 過去の資産(?)をこのボードに移植すれば、FPGA利用の敷居が下がるだろう。
 その内出て来るのだろうけど、早く回路図を出して頂きたいな。 1.14インチのLCDを使って見たいから。
  ※既に公開されていました。
 なお、上記記載内容は全て無保証であり、各自の責任においてご利用願います。

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